内容説明
老舗の高級デパート「コウリーズ」の社長夫人が化粧室で変死を遂げた。邸内に駐められた車にも男の射殺死体が…。荒らされた室内、盗まれた貴金属から、押し込み強盗の犯行と断定されたが、コロンボは侵入経路に不審を抱く。映画界に進出するデパートのオーナーと新人女優の野望が、忌わしい殺人劇をくりひろげる。現場に書き残された血文字は何を意味するのか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
大泉宗一郎
3
犯人の影があまりに薄い。「一つだけ言わしてもらいたい。コロンボ警部、その格好はきみの知性と品性に対する冒涜だ。豊かな才能に見合ったしかるべき恰好をしたまえ」と、解決場面でこんな具合に捨て台詞を吐く犯人。言わずと知れた馬鹿者。この人には商品を見る目はあったけれど、人を見る目はなかった様です。2012/03/16
yasu7777
2
★★★☆☆ 練馬2921-2542021/07/04
がんもどき
2
犯人カップルの力関係の逆転が面白い。女のほうがしたたかだったんだね。血文字の罠は犯人に対しての言葉だったか。最後の最後まで解けない「HEL」の意味。最後の数ページはするっと読めた。2020/05/02
ペコ子
2
面白かった✨ドッグ洗ってあげなきゃね笑 嫁さん然り、ダナも女ってこわいなあ 2020/01/14
akatuki
1
本作は、刑事コロンボのパスティッシュ(同人誌のようなもの)である。犯人の性格は最悪そのもので終始嫌な気分で読んだ。しかし自らの驕りと過信で破滅していく様をみて幾ばくかすっきりしたのは良かった。2016/05/15
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