江戸を読む 江戸を読む〈３〉国芳

佐野 文哉【訳】

二見書房（1996/09発売）

• サイズ B6判／ページ数 166p／高さ 20cm
• 商品コード 9784576961040
• NDC分類 721.8
• Cコード C0095

内容説明

いよいよ佳境！秘蔵の江戸大衆文学を現代語訳で初公開。当代一の風俗絵師、歌川国芳が吉原を舞台に繰り広げる“艶本・源氏物語”収録作品『江戸紫吉原源氏』・『吾妻婦理』・『華古与見』。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[果てなき冒険たまこ]

国芳が挿絵を描いた艶本の本文まで現代語で載せた江戸大衆文学の本だそうだ。国芳の浮世絵というかこれは春画なんだろうけど本文も含めてなんだかあっけらかんとして明るい感じ。江戸期の庶民は外国人から見ると信じられないくらい性に奔放というかオープンだったらしいけどその片鱗が垣間見えるような。挿絵に対応した本文があるんだけどまぁストレートでなんだか微笑ましいくらい。これも江戸期の賜物なんだろうね、明治になるともっと湿っぽくなるんじゃないかと思うわ。

2023/10/10