二見文庫<br> セブン

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二見文庫
セブン

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  • サイズ 文庫判/ページ数 354p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784576952109
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

何者かに過剰な食事を強いられ死んだ異様に太った男と、自らの体を切り刻むことを強要された弁護士―殺伐とした街で連続して発生した二件の殺人の現場には、それぞれ“大食”と“強欲”の文字が…。ベテラン刑事サマセットはキリスト教の“七つの大罪”に着目し、あと五つ事件が発生すると断言。若き刑事ミルズとともに狂気の殺人計画を阻止すべく捜査を始めるが…戦慄のサイコ・スリラー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

assam2005

22
昔一度だけ見た映画なのに、全てが強烈で、未だに記憶に残っている。直情的で経験の浅い若い刑事と、冷静沈着経験豊富な引退直前の刑事がキリスト教七つの大罪になぞらえた殺人事件の犯人を追う。今では上映も難しいのではないかと思えるぐらい常軌を逸した犯罪。連続して犯すことはないにしても、日常的にどこかで起こっている犯罪ばかり。作者はこんな世界が普通になることを憂いたのだろうか。誰かに対して憤怒することもまた大罪の一つ。憤怒は、その行いを人間として理解出来る一方、罪であることも理解出来る。それを強いる意味とは何なのか。2020/10/04

あおさわ

20
「後味の悪い映画」文章で読んでも後味の悪さと敗北感が漂います。 展開は早く、全然打ち解けない主役二人にイライラしながらもサマセットの鋭い視点にハラハラします。クライマックスでミルズが「あの行動」を選んだのは、警察官としては失格でも人としては当然かな。犯人も何を考えているのか全く分からないし。サマセットの新たな決意だけが未来に続く道として残り、重々しいバトンをまた受け取ってしまった彼はこれからも先へ行くのでしょう。映画で見るともっと感じ取る部分があるとは思いますが殺し方がグロすぎる;映像で見るのは躊躇;;2016/03/14

𝕌ℤ𝕌(うず)

19
言わずと知れた名作『セブン』のノベライズ本。読むものがないとこぼしたら、理学療法士さんがどこからか持ってきてくれました。ストーリーは覚えているけど、細かいとことか、あーこんなんだったね、と再度震え上がる。映像で納得してた箇所も、文章にするとさらにエグい。ブラッド・ピットってこんな聞き分けの悪い熱血青年を演じたっけ?犯人は「社会に模範を示した」そうだけど、精神が異常であったという理解でいいのかな。ノベライズだから当たり前だけど、映画のラストと同じ終わり方だから、もうちょっと先まで描いて欲しかった。2018/06/16

chiru

17
映画の脚本ノベライズ。今まで見た数ある映画の中で、何度見返したのか覚えられないほど、ずっと№1の「セブン」。うちには二見書房版も、英訳版もあります。中身は、映画を補完しつつも、映画を超えることはありません。キャラも映画のほうがいいです。それでも、映画の殺人描写が苦手な人にはおすすめしたいです。★22017/10/16

ほんまる

15
昔、映画で見たのと同じ。どちらも迫力があり、ずっしりきました。今の現代にも同じような。皆どこかで、線引きをしながら、生きているんだと思う。自分も同じところあるな。2019/12/30

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