内容説明
酒やギャンブルに目がないせいで、心理学者フィッツは離婚の危機に瀕していた。そんな折り、教え子の女子学生が列車内で惨殺された―全身を切り刻まれ、体毛を剃られて。彼女の両親の依頼で、フィッツはマンチェスター警察の捜査に加わる。容疑者はすぐ見つかった。が、その男は記憶喪失を主張。果たして彼の言葉は真実なのか、それとも…。英国でテレビ化された傑作サイコ・ミステリ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ribes triste
15
ニコン中毒でギャンブルで借金まみれ、愛する妻とも離婚寸前の臨床心理学者フィッツは、マンチェスター行の快速列車内で発生した切り裂き殺人事件の被害者が、大学の教え子だったことから、捜査に関わることになる。上司からフィッツを押しつけられたペンハリガンとの二人の捜査が始まる。こんなに問題だらけのフィッツが、やたらに格好良くみえたのは、ロビー・コルトレーンの見事な演技もあるのだと改めて感じました。2020/04/28
yi120
3
アルコール依存にギャンブル依存の心理学者って、人格破綻者の一歩手前（笑）昔CS放送で全話視聴したが、今回小説を初めて読んでみたが、まあ配役が絶妙、特に主人公と三人の刑事はドンピシャ。記憶喪失の容疑者だけに話が中々進まないが、じわ～っと面白い。続編も機会があれば読んでみたい。イギリスのテレビドラマの後味の苦さは個人的には好きやね～2018/05/19
ココアにんにく
0
19950609読了
tama
0
イギリスで人気だったドラマのノベライズ。ハリポタのハリグットが主役を演じるドラマ版を見る機会があったので小説も読んでみました。ハリグットも大概だったけど、こちらの主人公もなかなか酷いw酒とバクチに溺れた報いで、自堕落な長男を押し付けられて女房と娘に逃げられた心理教授、性格もめんどくさいことこの上無し。コイツがもう少しまともならさっさと終わるはずの話がズルズルと伸びていく有様でいやお前もうちょっとなんとかせいや！と思わずにはいられませんが、そこがまあなんとも面白いw2022/05/07
