内容説明
古代エジプトでは神、中世ヨーロッパでは魔女の手先、そしていま猫たちはミステリ作家のミューズになる。猫と暮らす魔女が下宿人にもたらした奇跡を描くC・マクラドの表題作、猫の毛アレルギーがまきおこした結婚生活の危機…N・ピカードの「水曜日の女」、猫版サム・スペイドの登場か。キャロル・N・ダグラスの「マルタの鳥」など10編収録。大人気〈猫の事件簿シリーズ〉待望の第三巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
砂糖
3
二見文庫ミステリコレクション猫の事件簿シリーズ第3巻。他のアンソロジーで収録作品を読んだので興味を持って読みましたが、猫のおかげで一夜のアバンチュールが最悪の結果になった男、わがままゆえに猫にひどい目にあわされて、取り返しのつかない状況になった少女・・・などなど、オカルト的なもの、ホラー風味のもの、イヤミスに近いシニカルな作品が多く、私は好みでした。表題作はちょっとおとぎ話風で、これもよかった。2016/04/29
けいちか
2
猫が好きなので買ってみた。表題作がファンタジー入っていて良かった。また、ミッドナイト・ルーイの番外編も良かった。2013/05/14
トキヲ
1
猫の特性をよく捉えた短編集。神秘的な猫だからこそ為しうる犯罪etc...ネコ好きで無くとも手軽に楽しめる1冊♪人間の心理も不思議だけれど、猫の気まぐれさもミステリー。2012/03/14
くさてる
1
猫にまつわるミステリ短篇アンソロジー。小生意気な女の子とラズロという猫に関する逸話の組み合わせが不気味な余韻を残す「わがままモニカ」、夫に捨てられた妻が思わぬかたちで復讐と幸せを得る「内なる獣」、とても奇妙な話なのに説得力に満ちて読後感が心地いい「魔女のオレンジ猫」の三編が特に良かった。2012/01/03
きじねこ
0
猫が好きなので買ってみた。すべてに猫が出てくる。タイトルにもなっている『魔女のオレンジ猫』が一番好きかな。2012/07/16
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