内容説明
50年を経ていま、白日の下にさらされた新聞の「犯罪」。3年8カ月にわたる太平洋戦争記事の徹底検証。
目次
第1部 重要記事の全面抜粋
第2部 戦況を読む(真珠湾攻撃;破竹の快進撃;米・豪・カナダへの攻撃;米軍の反撃;戦局に暗雲;破滅への道)
第3部 人物・世相を読む
参考 朝日の報道姿勢
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おおにし
16
1994年8月刊。いつもは本棚の奥にしまっている超積読本で、終戦記念日が近づくと虫干しを兼ねて取り出して、ぱらぱらと読んでいる。フェイクニュースというのは最近の話ではない。朝日新聞は戦況記事をでっち上げ、本土決戦が近づくと一億特攻!とアジっている。手榴弾の使い方記事まで新聞に載っていたのだ。噂ではこの本が出た直後朝日新聞の圧力ですぐに絶版になったようだ。きちんと反省しないで臭いものには蓋をする体質が今も残っているのだろう。他の新聞社も似たり寄ったりだったとは思うけど。2017/08/15
gohan takikomi
3
他紙との比較があればもっと良かったと思う。 本書でもいくつかニューヨークタイムズの紹介はされるが国内の他紙は紹介されていない。 大本営発表にも嘘が含まれていることがあるのでどこまでが朝日新聞の責任なのかということは少しわかりづらい。 解説や今では使われない言葉の説明もあるうえ実際の紙面も載っているので他人のフィルターを通さないで見れるのはとても良い。 新聞が売れる所為なのか朝日新聞が嘘で世間を煽ったのは間違いないと思う。 2017/12/15
nakagawa
1
これはひどいなあ。朝日新聞こそ東京裁判で処罰すべきだった。朝日新聞などのメディアがかなり戦争を煽ってたくせに現在は知らんぷり。特に朝日新聞。現在もひどい偏向報道。本当にクソだと思う。朝日新聞は。2017/04/08
katono
0
子供の夏休みの宿題対応の為読んだ。朝日新聞は最後まで当局の指導に従い報道規制していたらしい。毎日新聞は最後になって負け戦の疑問の記事を載せている。これを読んでいるタイミングで朝日新聞の「従軍慰安婦問題」に重なり、この本の影響ではないが朝日→毎日新聞に切り替えた。2014/09/04