内容説明
アフリカでの研究旅行から帰ったばかりの民族学者のアパート床下から夥しい数の死体が発見された。民族学者自身も、公園で喉を切り裂かれた死体で見つかる。捜査に乗りだしたエイブラムズ警部補は学者の妻でハイチ出身のアンジェリーナを保護・訊問するうちに、ニューヨークの地下深く構築された巨大な墓所と謎の結社の存在をつきとめる…歴史の暗部を鋭く抉る冒険伝奇サスペンスの傑作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Y Hoshi
1
うーん、すごく興味深いところと、わけの分からないところが入り混じっていて翻弄させられた読後感。最初に登場した未亡人女性が主役と思いきや、話が進むにつれ脇役になり、後から出てきた警部補が主役になってしまうところなぞ、何がなんだか。この作家の他の作品は評判が高いので別の本を読んで納得したいところ。2011/10/02
