内容説明
歴史上の大事件であるのに迷宮入りとなっているものがある。15の大事件の真犯人を暴く。
目次
第1章 死体は語る!(藤原泰衡謀殺事件の謎;上杉謙信暗殺事件の謎)
第2章 血塗られた舞台(世阿弥追放事件の謎;八代目団十郎自殺事件の謎)
第3章 邪魔者は消せ!(島津斉彬毒殺事件の謎;西郷隆盛暗殺計画の謎)
第4章 暗殺者の素顔(豊臣秀吉暗殺計画の謎;加藤清正毒殺事件の謎;徳川家康暗殺計画の謎)
第5章 隠された陰謀(宇都宮釣天井事件の謎;明暦の大火・振袖火事の謎;田沼意知・徳川家治毒殺事件の謎)
第6章 反逆者たちの黒幕(由比正雪幕府転覆計画の謎;大塩平八郎蜂起事件の謎;高野長英放火脱獄事件の謎)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
二分五厘
0
1993.11.2
のぶ
0
同じ文庫で既刊の著書(副題が「謎の殺人事件を追え」)の続編だそうです。前著では有名な人物ばかりを並べたと序文にありますがさすがに続編になるとややマイナーな事件も扱われてます。世阿弥追放、団十郎自殺、宇都宮天井事件、このあたりは私には初めて聞く話でした。著者が独自に資料から推理した話だけでなく、歴史雑誌等に展開されている諸説を取りまとめて結論につないでいるのもあります。本書の説が学会レベルで認められたり教科書の記述が変わったりするかどうかはわかりませんが、歴史の不確定性に関心を持つきっかけにはなる本ですね。2012/09/23