内容説明
とかく3Kと敬遠される職場だけれどほかにかえがたい魅力がいっぱい。人間の奥底がかいまみえる感無量のドラマのかずかず。現役で働く20代の若者の心意気が、患者さんもそうでない人もみんな元気にかえてゆく。
目次
1章 看護婦の仕事(ベッドメーキングからおつきあいの仲介まで;「あたたかいお粥」の知られざる力;ときには、あたられることも看護?;パワフルばあちゃんの指は、一本1億円;ついつい凝る、点滴詰め;表の引継ぎ・裏の引継ぎ;頭から爪の先までみがきます;「うんこの臭いは人生の匂い」;最も体育会的な処置?;彼は、レイバンのサングラスとともに消えた)
2章 看護婦の仕事の魅力(頭と身体をバランスよく使う、仕事のなかの仕事;自分流に働く時間を決める;息長く働く;組織に縛られずに生きる;ドラマのなかで生きる;仕事をまかされる;風通しよく家族と暮らす;まじめに考え、一生働く;ときには、運命を受け入れる)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マイケル
1
書く材料に困らなくてうらやましいと作家である母親(吉武輝子)に言われるほど多種多様な患者による毎日がドラマの連続のような病棟看護婦の生活を紹介している本。非日常の世界を見る面白さがある。看護婦は大変だけどやりがいのある仕事だと若い女性に勧めているが、しかし本当に色々な患者の居ること、ナナハン以上のバイクを乗り回していたというタフさがないと務まらないのかも。2020/02/17
okatake
1
二昔前のベストセラー。一緒に看護師さんと働くようになって読むと、ちょっと違った感想を持てる。そして、患者さんとのやりとりは、リハビリ職としての自分のやりとりを反芻しながら読めて、楽しい。続編も読みます。2013/03/09
くらも
0
この本と、〈2〉を読んだけど、宮子さんのことはあまり好きになれないというのが、今のところの感想だ。