内容説明
巨額の遺産を相続した人妻がニューポートの豪邸で昏睡に陥り、そのまま２度と意識を回復しなかった。一審では薬物注射が昏睡の原因になった夫に有罪の判決が下されたが、あくまでも無罪を主張する被告側は再審にもちこみ、そこで次々に新たな事実が明らかになっていく…。遺産、ドラッグ、セックスとアメリカ社会を象徴する事件の真相を顧問弁護士が描く法廷ノンフィクション。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
VIE
0
古本で購入。妻が昏睡状態に陥り夫が疑惑をかけられ起訴される。夫はヨーロッパ貴族の家柄で石油王ゲッティの右腕、妻は大富豪の娘、お城のような大豪邸、NY五番街の別邸、女優の愛人、メイド、執事、ドラッグ、ペテン師、隠された秘密、有名作家の証言…。まるで小説の世界のようだが30年前にアメリカで実際にあった事件。思わぬ事実が明らかにされてゆきぐんぐん引き込まれた。映画の方も見てみたい。2011/09/24
