内容説明
アスレチック・クラブのオーナーがバーベルの下敷きになって死んでいた!ジムの床に残されていた不可解な靴跡…。コロンボ警部はスポーツ・クラブの周辺をさぐるうち、そのチェーンを統轄する社長の言動に不審を抱く。事件発生前から社の経営疑惑を追求していた調査員は、どんな鍵を握っているのか?パーティ会場に鳴り響いた死者からの電話の謎とは…?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
めしいらず
21
フィットネスクラブ経営者が犯人。真綿で首を絞めるように犯人を追い詰める解決編でのコロンボの論理展開が見事。推理を論理立てて先ず事実だと証明(靴紐の結び方から被害者の服を加害者が着せた)して見せ犯人に認めさせまず外堀を埋めておく。次いで犯人の最初の証言(電話での被害者の服装への言及)を再確認する。それからそれは犯人にしか知り得ない事実であることを証明し、だから彼の証言が虚偽であるのだととどめを刺す。証拠品とアリバイの念押しが、結局は犯人の命取りになったことを掛けた上手いタイトルだと思う。コロンボランク14位2024/11/12
イズム(清瀬泉夢)
13
コロンボはDVDで見ているので本を読むときには古畑任三郎がオマージュしているとこを見つけることを主にしています。(読み方としては間違っていますが)なので、見つけたオマージュしている部分を紹介(笑)「六時半」の件は「忙しすぎる殺人者」。「カーペットの染み」は「笑うカンガルー」。「死者からの電話」は「殺しのFAX」。それで最後のトリックの部分は「悲しき完全犯罪」で、オマージュとして取り込まれています。コロンボも古畑も自分は大好きなので、こんなマニアックな楽しみ方をしてます。参考にはならないかもしれませんがw2014/05/21
桂 渓位
8
溶ける糸と同じく、コロンボさんが犯人に対して本気で怒る作品📙 更に相手に対し、頭の良さはあたしの方が上と宣言する、珍しい話でもありました✨ 2022/06/19
ぬぬよよ
7
状況証拠のみなんですが、コロンボの怒りで犯人が降伏。珍しく怒ったコロンボがいてちょっと驚きました。2023/07/06
寒っ!!
5
コロンボがかなり厳しい対応してるな。やはり無理に運動させられたからかな。2017/01/05
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