出版社内容情報
その名も「閻魔」と恐れられた元火付盗賊改方長官・遠藤龍巳。隠居して気楽な町場に暮らしを始めるが・・・ 新シリーズ第1弾!
【目次】
今から二十年前、火付盗賊改方の長官遠藤龍巳正宣(えんどうたつみまさのぶ)は「閻魔(えんま)の龍巳」として広く知れ渡り江戸の町にその名を知らぬ者とていなかった。やがて月日が過ぎ加役である火盗改めの任は解かれ、家督も息子、龍馬(たつま)に譲った。そんな折、妻に先立たれてしまった龍巳は屋敷を出ることを決意。当然息子夫婦も可愛い孫たちも反対をするが、「屋敷には亡き妻の想い出が多すぎる」と説得し長谷川町の「すずめ長屋」で気ままな一人暮らしを始めることとなった。飯炊きをはじめとする身の回りの一通りもこなせるようになり、周囲もその厳つい風貌に慣れ「遠藤のだんな」と親しく接してくれるようになってきた。そんなある日、日本橋の繁華街を龍巳が通りかかると、相撲取り崩れとならず者たち大勢の喧嘩に巻き込まれてしまった老人を助けるべく、たった一人で若い侍が騒動の渦中に飛び込んで行った。無鉄砲な若者は老人を助け出すも自分も殴られ昏倒してしまう。そんな若者、澤崎賢吾(さわざきけんご)は介抱してくれた遠藤龍巳との機縁に感激し、翌日にはすずめ長屋の隣部屋住まうことに。孫のような若者と龍巳は意気投合、そこに同心吉岡一心(よしおかいっしん)さらに可憐で快活な孫娘花衣(はなえ)も加わって次々と起こる騒動を解決して行く。
内容説明
かつて火付盗賊改に「閻魔の龍巳」ありと、江戸中にその名を知られた遠藤龍巳。今は隠居して町場の長屋でのんびり一人暮らし、のはずだったが…。浪人志願の若侍の面倒をみたり、人殺しの下手人にされそうな掏摸を助けたり、かどわかされた子供を捜したりと、江戸の町を木刀片手に奔走することに。顔はいかついが心は優しい老侍の、罪を憎んで人を憎まずの爽やか物語の開幕!
著者等紹介
霜月りつ[シモツキリツ]
富山県出身。駒澤大学卒業後、会社員、編集者を経て作家デビュー。少女・女性向けライト作品を執筆する傍ら、時代小説も執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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