出版社内容情報
旅籠付きの小料理屋のどか屋。今日ものどか屋に、さまざまな人々が訪れる!
内容説明
日の本のほうぼうで仏像を盗み出した悪党を捕らえるため黒四組の面々が活躍。はたして、みごと一件落着となるか…。そして、程なく小石川から上がった火の手は日本橋から江戸橋へと帯となって広がっているという。命からがら逃げ出してきた者は、一夜の宿を求めて横山町にもやってきた。のどか屋では千吉を中心に炊き出しの屋台で人々に粥を振る舞うことに…。
著者等紹介
倉阪鬼一郎[クラサカキイチロウ]
1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部卒。印刷会社勤務を経て1998年より専業作家。ミステリー、ホラー、幻想、ユーモアなど、多岐にわたる作品を精力的に発表する。2008年「火盗改香坂主税 影斬り」(双葉文庫)で時代小説家としてデビュー、好評を博す。満を持して放った第二シリーズ「小料理のどか屋 人情帖」は、人気を博し、2021年第10回日本歴史時代作家協会賞の文庫書き下ろしシリーズ賞を他シリーズとともに受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はにこ
49
大きな犯罪は無かったけど、度重なる火事。のどか屋は無事で何より。そこでただ安心するだけじゃなくて炊き出ししたり、焼け出された人を泊めたりと頭が下がる。千吉は次は旅にでるようだね。江戸のものを広め、新たなものを吸収してきてくれることでしょう。お運びガールが代わりすぎてもはや過去の子は覚えていないけど、今回でおてるになったことを書いておこう。2025/01/14
なお
12
長く読んでいるシリーズ。いつの間にやらもう42巻。お助け屋台、大活躍。2024/11/13
陽ちゃん
7
また火事!?とドキドキしながら読み始めましたが、どうやら今回はのどか屋が焼け出されることはなかったようで、少しほっとしました。ただ、焼け出された人々はいるわけで、のどか屋2代目の千吉を中心に炊き出しをすることにしますが、その縁で、新たな縁が結ばれたりと、のどか屋の周りは一段と賑やかに。もちろん、猫たちの存在もこのシリーズの魅力です。2024/12/17
kmzwrs5781
3
被災者へお助け屋台で救いの手を。千吉の新たな修行の旅が始まりそうな予感も。2024/12/05
goodchoice
1
火事がでてきて、すわっ、またかと心配したが、のどか屋には影響がなくホッとした。このシリーズもこれで42冊目となるが、千吉がこれから旅にでるようなので、まだまだしばらく続きそうだ。2024/12/03
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