二見文庫<br> みんな蛍を殺したかった

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二見文庫
みんな蛍を殺したかった

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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784576240633
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

――みんな誰かを殺したいほど羨ましい。
美しい少女・蛍が線路に身を投じる。儚く散った彼女の死は後悔と悲劇を生み出していく――
京都の底辺高校と呼ばれる女子校に通うオタク女子三人、校内でもスクールカースト底辺の扱いを受けてきた。そんなある日、東京から息を呑むほど美しい少女・蛍が転校してきた。
生物部とは名ばかりのオタク部に三人は集まり、それぞれの趣味に没頭していると、蛍が入部希望と現れ「私もね、オタクなの」と告白する。
次第に友人として絆を深める四人だったが、ある日、蛍が線路に飛び込んで死んでしまう。
真相がわからぬまま、やがて年月が経ち、蛍が遺した悲劇の歪みが残された者たちを絡めとっていく――

内容説明

京都の底辺高校と呼ばれる女子校に通うオタク女子三人、校内でもスクールカースト底辺の扱いを受けてきた。そんなある日、東京から息を呑むほど美しい少女・蛍が転校してきた。生物部とは名ばかりのオタク部に三人は集まり、それぞれの趣味に没頭していると、蛍が現れて入部を希望し「私もね、オタクなの」と告白する。次第に友人として絆を深める四人だったが、ある日、蛍が線路に飛び込んで死んでしまう。真相がわからぬまま、やがて年月が経ち、蛍がのこした悲劇の歪みに絡めとられていく―

著者等紹介

木爾チレン[キナチレン]
1987年生まれ。京都府出身。大学在学中に応募した短編小説「溶けたらしぼんだ。」で、新潮社「第9回女による女のためのR‐18文学賞」優秀賞を受賞。美しい少女の失恋と成長を描いた『静電気と、未夜子の無意識。』(幻冬舎)でデビュー。その後、少女の心の機微を大切に、多岐にわたるジャンルで執筆し、作品表現の幅を広げる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

328
少し前から気になっていた作品。スクールカーストを絡めたイヤミスとしては、美人の転校生がきたことによる不協和音というのはありがちな設定かもしれない。しかし、この少ない頁数でトリック盛りだくさんなうえに、カースト底辺オタク女子の心理描写に、他にはないリアリティを持たせることが出来た点が勝因だろうか。同じトリックを後半畳み掛けるように反復してくるのが、しっかりスリリングで、少し厳しい点もねじ伏せるだけの勢いを得ている。この作風を持ち味にしていくのか、最近出た新作も同系統っぽいので読んでみようと思う。2024/11/26

やも

83
2024/11/9 From:やも Sub:レビュー ずっと気になっていたんです。だって流行っているでしょう?木爾チレンさんも、この本も。流行る理由が分かりました。話は少女がバラバラの遺体になるシーンから始まります。傍にあったケータイの未送信メールにはこうありました「永遠の親友へ 私を殺してくれてありがとう」。こんなの続きが気になるに決まってます。人が生きていくのに、見た目というのはどうしても判断材料になってしまうのでしょう。きらめきや温もりというのは一瞬の出来事なのかもしれません。2024/11/09

yukaring

83
これはとにかく面白い。人の心に巣くう嫉妬やねたみ、押さえ付けるほどに深く濃くなる闇を見事に描き出した究極のイヤミス。スクールカースト底辺のオタク女子が集まった生物部に現れた美少女・蛍。異次元級の美貌を持ちながら何故かオタク少女達と友情を深める彼女。しかし蛍はある日線路に身を投じる「私を殺してくれてありがとう」という未送信のメッセージを残して。メッセージは何を意味しているのか?女性同士のひりつくような緊張感とまことしやかな嘘、そして彼女達の本音と共に明らかになる衝撃の真相。魅力的な闇に絡めとられそうな物語。2024/08/25

みゆ

69
初読み作家さん。スクールカースト最底辺のオタク少女3人と美人転校生・蛍の物語。冒頭と中間に挟まれる黒ページが不穏な感じを掻き立てます。美しくも優しい蛍を崇拝する3人が、徐々に違和感を持ち殺意を抱くゾワゾワ感。美醜が人の心を惑わす嫌ミス楽しめました('∇^d)☆!!2024/12/10

68
蛍が文庫になり加筆、修正されたので再読しました。当然ながら単行本の時よりも完成度は高く大満足で読了後はボーっとしてしまいました。去年読んだばかりなのに何故、蛍が死なないとならなかったのか、何故蛍は一人暮らしだったのかが思い出せなくて読みながら「あぁ、そうだった」と思い出しました。感動とはまた違うヒリつくような複雑な心境になりました。期間を空けてまた最初から読み直したい一冊です。2024/08/02

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