出版社内容情報
平山夢明、岩井志麻子ほかが、「人に言えなかった話」蔵出しの怖い話を公開。
内容説明
「何かがおかしい…」違和感のその先にあったのは!11人の作家が綴る極上のサイコホラーオムニバス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
148
図書館の新刊コーナーで見つけて読みました。平山 夢明は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。 本書は、11人の作家が綴るサイコホラーオムニバス、オススメは、ギンティ小林『ジャスト・ワン・モア・ラード』&平山夢明×高野秀行の対談&平山夢明『イヌヒロイ ネコセマイ』です。 https://www.futami.co.jp/book/59612024/10/07
HANA
62
平山夢明、ギンティ小林署名本入手。基本怪談集だが基本纏まったテーマが無く各著者によって書きたい事を書いているため雑然とした印象。そのため出来不出来の差が酷く、まさに玉石混交。怪談集読むつもりで読みだしたのに家庭板案件読むとは思わなかった…。それでもありきたりの都市伝説を恐怖まで昇華させた鈴木呂亜や生理的に嫌な話の春日武彦、変な霊能者との付き合いを描いたギンティ小林等、各人が書きたい事を書いているが為に出来たような作品も多く単純に切り捨てられない。ちなみに一番面白かったのは巻末の平山・高野対談だったりする。2025/02/03
チャッピー
32
平山さんと岩井さん以外まったく存じ上げない著者たち。ホラーのような、実話怪談のような、都市伝説、幽霊のような話の詰め合わせ。怖いんだか気色悪いんだか、あやふやな読み心地。2024/10/04
読特
26
大使館職員も参加する娯楽としての殺人ショー。70越えの元立ちんぼが若い子に語る身の上話。ドリンクバーを飲みながら追及する夫の不倫相手。戸建て賃貸の大広間に潜む、人ならぬ隣人。縊死体の靴下に挟まれた切符サイズの遺書。梱包体となった殺された少女に欲望を向ける男。推し活する野球選手を射止めるヒゲのおばさん。タクシーの乗客となった巨大な足を持つ妖怪女。死んだはずなのに電話をくれた霊能者。トンネルで願いを叶えてくれると噂される轢断死した女子中生。……真冬に味わうホラー。生き残れるのは、恐怖を感じる力があるから。2025/12/28
空猫
26
ホラー作家達のアンソロジー。未読の作家サンが多い。スナッフショーの都市伝説いつの時代も…鈴木呂亜サン『死の絵/死の画』。デビュー作を超えないねぇ…岩井志麻子『路上の女と泉下の女』。人が恐い…探偵小沢サン『地獄のドリンクバー』。家運でなく隣運…黒木あるじサン『隣は何をする人ぞ』。Dr.春日の体験談…『切符のようなもの』。ミイラ取りがミイラに…雨宮淳司『象さんとミライちゃん』。哀れなストーカー…ヤキソバChangサン『二軍のムームーおばさん』。→2025/09/21




