出版社内容情報
ベストセラー『思考のトラップ』第2弾。やっぱり人はそんなに賢くない!? 人間をダマしつづける自己欺瞞のカラクリを痛快に解説!
内容説明
大多数の意見は、たいがい正しい。人は好きな相手に親切にして、嫌いな相手には意地悪をする。好きなことをしてお金を稼ぐことほどすばらしいことはない。これまた、ぜんぶウソです。やっぱり人はそんなに賢くない。ベストセラー『思考のトラップ』待望の新作!今日も私たちを惑わせる「認知バイアス」の巧妙な罠―。そのカラクリを解きほぐし、脳があなたをダマす方法を明らかにする!
目次
物語バイアス
通説の誤謬
ベンジャミン・フランクリン効果
因果の誤り
後光効果
自我消耗
興奮の誤帰属
外的作用因の錯覚
バックファイア効果
多数の無知
真のスコットランド人の詭弁
非対称な洞察の錯覚
服装化された認知
没個性化
埋没費用の誤謬
過剰正当化効果
自己高揚バイアス
著者等紹介
マクレイニー,デイヴィッド[マクレイニー,デイヴィッド] [McRaney,David]
ジャーナリスト。ブログ「You Are Not So Smart」管理人。守備範囲は心理学とテクノロジー。ウィリアム・ランドルフ・ハースト賞を2度受賞。ブログが人気となり、書籍化。多くの国で翻訳されている
安原和見[ヤスハラカズミ]
鹿児島県生まれ。東京大学文学部西洋史学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まゆまゆ
13
人は論理や理性によって行動しているわけではなく、様々な認知的バイアスによって損する行動をとってしまうことを紹介していく内容。心理学の様々な実験結果の紹介から、人の思考の複雑さ、いい加減さを意識せざるを得ない(笑)2024/05/01
もけうに
5
心理学&行動経済学のような内容。知っている話に+αが加わる程度だが、新しい知見も多く面白かった。人がいかに誘惑に弱く、環境に左右されやすいか。突き詰めると、人に自由意志はあるのか?と考えてしまう。人間はこういうものだという知識があるだけでも、世界の見え方が変わる。2024/05/20
氷柱
3
1100作目。8月10日から。様々な認知バイアスの例が揃っている。妙に馴れ馴れしい口調は海外作品あるあるなのだろう。人は思い込みメインで生きているということが記されている。動物も思い込みで行動することがあるのだろうが、認知レベルが高い人類だからこその間違いもありそうだ。気を付けても気を付けきれないところに恐れがあり面白みもある。引っかかる引っかからないは別として、そういうものもあるということを知っているだけで物事の捉え方も大きく変わるはずだ。2024/08/12
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