出版社内容情報
田宮流抜刀術の達人で三味線の名手、矢内栄次郎が闇を裂く!吉川英治賞作家が人気シリーズ!
内容説明
一橋治済の庶子、三味線の名手で田宮流居合術の達人、矢内栄次郎を若い女が訪ねてきた。首を括って死んだ兄・多吉の件だという。兄は自分で死ぬとは考えられず殺されたと訴える。しかも、首吊りのそばに血のついた匕首があり、三ノ輪で女が匕首で刺されて死んでいるのが判明。多吉は女を刺した上で首を括ったとされた。が、妹は兄の無実も訴える。栄次郎は…。
著者等紹介
小杉健治[コスギケンジ]
1983年『原島弁護士の処置』でオール讀物推理小説新人賞を受賞。87年『絆』で推理作家協会賞、89年『土俵を走る殺意』で吉川英治文学新人賞を受賞。1947年、東京に生まれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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やま
56
大名家の御家騒動を栄次郎が解決する。矢内栄次郎は、第11代将軍徳川家斉の実父である一橋治済(はるさだ)が、旅芸人の女に産ませた子である。治済は、子を近習番をしていた矢内の父に矢内家の次男として育てさせる。田宮流抜刀術の達人で、三味線の名手である栄次郎は、武士ではなく三味線とともに江戸の町中で生きようと望んでいる。2024/04/03
犀門
1
No.048★★★★☆うーむ、謎の死を遂げた兄が、実はある大名家の跡取り(双子)だったとは…。2024/08/21
goodchoice
0
トリックとして双子というのはややルール違反の感もあるが、その後の解決策は意外なものだった。まあ、時にはこのんな事もありか。2023/11/07
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