出版社内容情報
権力に阿ることなく、自らを律し正義を貫く目付十人の清々しい活躍。人気のシリーズ第13弾!
内容説明
幕府武威の象徴でもある大手門で、よもやの事件。鑑札なしには通過できないそこを、野良犬と犬を追う子供二人が警固の門番らを抜けて城中に。門番は古参の譜代大名家が交代で務める大役だが、今は老中首座の子息が任されていた。さらに、くだんの子供たちを目付筆頭の妹尾十左衛門が預かったことから、なぜか五手掛の評定まで開かれてしまい、事件はあらぬ方向へ…。
著者等紹介
藤木桂[フジキカツラ]
千葉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。テレビドラマの企画脚本などを経て、本格時代小説に挑戦。幕府目付たちの活躍を描く、本シリーズ第一弾『本丸目付部屋 権威に媚びぬ十人』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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真理そら
60
「下座見」という役目を初めて知った。確かにそういう役割の人がいないと登城の時の礼儀の示し方が難しいだろうなあと思った。目付の筆頭・妹尾十左衛門の家の若党・路之介は父の罪に連座して15歳になると島流しになる身の上なので、その時が来たらどうするんだろうと密かに心配していた読者である。今回はいよいよ路之介が15歳まであと2カ月という状態になって、やっと身の振り方が決まった。魅力的なキャラだったので今後も登場してほしい気がする。2023/05/04
ごへいもち
11
お気に入り。下座見の子の健気さ😢2025/03/28
goodchoice
2
下座見なんていう役割の人がいたとは知らなかった。江戸時代ならではと思う。十左衛門が勘定奉行にという出世話も収まったようで何よりだ。2023/06/12
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