出版社内容情報
そっちには行くな。
二度と戻れなくなるぞ。
過去のトラウマに囚われ、殻にとじ籠もっていた大学生・直希。
直希の目がとらえる世界は不思議にあふれ、彼を悩ませてきた。
彼の目の秘密を知る若き大学教授・氷住(ひずみ)灯子のもとで、不思議な事象を解き明かしていく。はたしてY研究所とは? 氷住教授とは?
――珠玉の短編連作集。
茂鳥直希は大学に受かり、田舎から上京した。
直希は幼い頃から不思議なものが見え、そのために周囲から孤立し、傷つき、人とどのように接して良いかもわからなかった。
直希はこの大学進学を機に、友人をつくれるようになりたいと考えていた。
直希が大学近くでバイト先を探していたところ、偶然「Y研究室 雑用係募集」という学内のバイト先を見つける。超常現象を研究しているという大学非公認の《Y研究室》。
離れ校舎地下にあるY研究室はチグハグなインテリアに、洗い物が溜まったシンク。
研究室の主、大学教授で傍若無人な振る舞いをみせる氷住灯子は、そのまま直希を採用する。
研究室には、どうにも相談できない悩み(霊や超常現象)を持つ人が直希を通じてふらりと相談にやってくる。
直希の目には、それらの悩みには必ずといっていいほど、黒い靄のようなものが見えていた。過去に死にかけたことがある直希。
そして直希の目の秘密を知る氷住教授とは一体――
内容説明
過去のトラウマに囚われ、殻にとじ籠もっていた大学生・直希。直希の目がとらえる世界は不思議にあふれ、彼を悩ませてきた。彼の目の秘密を知る若き大学教授・氷住灯子のもとで、不思議な事象を解き明かしていく。はたしてY研究所とは?氷住教授とは?―珠玉の短編連作集。
著者等紹介
有間カオル[アリマカオル]
『太陽のあくび』で第16回電撃大賞メディアワークス文庫賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ままこ
rosetta
よっち
ほたる
ニョンブーチョッパー