出版社内容情報
学校祭前日。冷え込みが厳しくなってきた深夜にもかかろうという時間まで緋摺木高校の職員会議は長引いていた。学校祭の責任者である、保科と身延が、後夜祭のプログラムに目を落とすと、前夜祭――つまり、今日の日付になっていた。プログラムを作成した生徒会長の安酸結愛らしからぬミスに慌てる二人。教諭の轟の姿がみえないため、校内を探し始める同僚たち。やがて轟の一部が、よくできた模型として職員室に持ち帰られたが……轟は異常な状態で殺されていた。学校の裏手にある緋摺木神社で動物が殺される事件が続いており、まるでそれを連想させた。殺人犯がまだ校内にいるのではないかと恐慌につつまれ、職員室に立て籠もる教師たち。――そんな中、職員室の空調が冷気を吐きはじめる。
内容説明
学校祭前夜。深夜にもかかろうという時間まで緋摺木高校の教員たちは残業していた。休憩時、いなくなった教諭が異常な状態で殺されていた。その死体は、学校裏の神社で殺され続けていた小動物の死体を連想させるようだった。殺人犯がまだ校内にいるのではないかと恐慌につつまれ、職員室に立て篭もる教師たち。―そんな中、職員室の空調が冷気を吐き出しはじめる。
著者等紹介
針谷卓史[ハリヤタクシ]
慶應義塾大学文学部国文学科卒業。現役の高校教諭。2006年に「針谷の小説」で第13回三田文学新人賞を受賞、同作でデビュー。純文学作品を発表する傍ら、エンタメ作品も発表。児童向けの掌編ホラーのオムニバス作品にも参加、高評を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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