出版社内容情報
旅籠付きの小料理屋のどか屋。今日ものどか屋に、さまざまな人々が訪れる!
内容説明
旅籠付き小料理のどか屋ではこの秋にやや子が生まれる。三代目を心待ちにしているのどか屋に、なにやら訳ありの、みちのく訛りの客が来た。庄内藩の百姓衆という。庄内藩には寝耳に水の沙汰が下されていた。裕福な庄内から疲弊した川越への国替えだ。非道なる三方領地替えを沙汰止みに!百姓と雖も二君に仕えずと、越訴衆は庄内から全国へ、そして江戸へ…。
著者等紹介
倉阪鬼一郎[クラサカキイチロウ]
1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部卒。印刷会社勤務を経て1998年より専業作家。ミステリー、ホラー、幻想、ユーモアなど、多岐にわたる作品を精力的に発表する。2008年「火盗改香坂主税 影斬り」(双葉文庫)で時代小説家としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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なお
9
月日が経つのは早いもんで、千吉に子供が生まれましたよ。いつも通りにとにかく平和。料理を想像しながら読むのが好き。2021/11/19
ミド
7
タイトル通り三代目万吉が誕生。ただそれだけで特に大きな事件もなし。千吉みたいに生まれてすぐ足が曲がっていたとか不幸が付け足されなかったのは良かった。2022/05/28
kmzwrs5781
2
シリーズ33作目。待ってましたー!!遂にのどか屋に、千吉のもとに三代目が。これからののどか屋一家に変わらず幸あれ。成長が本当に楽しみ。2023/08/08
goodchoice
1
ついに千吉に子供が誕生。のどか屋も万々歳。2021/12/07