出版社内容情報
「世のため人のために働け」の家訓を命に、金でも何でも可哀想な人たちに分け与えるため、自身は貧しさにあえぐ小普請組の若旗本・高山和馬。ある日、ひょんなことから見ず知らずの「ご隠居」を屋敷に連れ帰る。実はこの老人、料理や大工仕事はいうに及ばず、体術剣術、医学、何にでも長けたスーパー爺だった!
和馬はこの老人と暮らすうち、いつしか幸せの伝達師に!
好評シリーズ第7弾!
内容説明
小普請組旗本高山和馬は、若侍が滅多斬りされるのに出くわす。今わの際に「…岡島敬之進…伯父…秋元…但馬守に…」と封書を託され、奏者番但馬守下屋敷に遺体と封書を届ける。だが、殺された岡島も襲った侍らも同じ上野館林藩の者と分かる。封書にはいったい何が…。きな臭さが漂う館林藩だったが、国替えを望む若き藩主を救うため、幕閣に物申すご隠居吉右衛門の遠謀。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
67
ご隠居は福の神「狐の嫁入り」7 巻。貧乏旗本なのに人助けをする小普請組旗本の和馬さんと、神出鬼没の正体不明謎だらけご隠居吉右衛門さん、良いコンビですね、そろそろご隠居の正体が知りたいです。2022/03/04
雅
49
回を増す毎にご隠居が凄くなっていく。2022/11/11
ERI
1
あぁ~いい話だった~このシリーズは人情味あふれる物語と悪を懲らしめる痛快さが面白いんだけど~話の中で人が生きていく上で守らなくてはならない道理や倫理を教えてくれる 権力を持ったが為に道を外してしまう人もいるけれど 人を裁く力を持つ人は真実を見抜く力が必要だわね~ 過去も現在も人が営んでいる日々はそうそう変わるものではないから 自分もどう生きるべきか、たまには心に問いかけないとだ 2024/11/27
Masayoshi Arakawa
1
20220113 図 そろそろご隠居の正体が…2022/01/13