みんな蛍を殺したかった

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みんな蛍を殺したかった

  • 木爾 チレン【著】
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  • 二見書房(2021/07発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 279p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784576211015
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「女による女のためのR-18文学賞」優秀賞受賞者である木爾チレンが原点に立ち戻り、少女たちの心の中にすくう澱みを映し出した著者渾身の書き下ろしミステリ!

2007年、京都にある私立女子高校に東京から美しく可憐な少女・七瀬蛍が転校してきた。
そんな中、大川桜、五十嵐雪、猫井栞と、それぞれ耽溺する世界をもつオタクが集う生物部に、蛍は入部してきた。
スクールカーストで底辺とされていた三人と心を通じ合わせるかのように、蛍は「私もね、オタクなの」と告白する。
四人はメールを頻繁にやりとりするようになったが、そんな中、悲劇が起きてしまう――。
そして、現在悲劇の歪みが連鎖する。

内容説明

京都の底辺高校と呼ばれる女子校に通うオタク女子三人、校内でもスクールカースト底辺の扱いを受けてきた。そんなある日、東京から息を呑むほど美しい少女・蛍が転校してきた。生物部とは名ばかりのオタク部に三人は集まり、それぞれの趣味に没頭していると、蛍が入部希望と現れ「私もね、オタクなの」と告白する。次第に友人として絆を深める四人だったが、ある日、蛍が線路に飛び込んで死んでしまう。真相がわからぬまま、やがて年月が経ち、蛍がのこした悲劇の歪みに絡みとられていく―。少女の心を繊細に描く名手による初のミステリ作品。

著者等紹介

木爾チレン[キナチレン]
1987年生まれ。京都府出身。大学在学中に応募した短編小説「溶けたらしぼんだ。」で、新潮社「第9回女による女のためのR・18文学賞」優秀賞を受賞。美しい少女の失恋と成長を描いた『静電気と、未夜子の無意識。』(幻冬舎)でデビュー。その後、少女の心の機微を大切に、多岐にわたるジャンルで執筆し、作品表現の幅を広げる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

machi☺︎︎゛

107
東京から転校してきた美少女、蛍。そんな蛍は何故かオタクの巣窟と言われる生物部に入部を希望する。生物部のオタク3人は戸惑いを隠せない。オタクでもない蛍が何故生物部に?だけどやってきた蛍は私もオタクなのと言った。蛍の本当の目的とは。1人1人の目線で進んでいき展開も早く面白かった。人を羨む気持ちというものは多かれ少なかれ誰でも持っているものだけどそれが歪んでしまうと悲劇が生まれる。2023/09/26

ゆのん

94
3人のスクールカースト底辺にいる女子高生と、美少女転校生の話。とは言っても青春モノではないし、感動モノでもない。読んでいて感じるヒリヒリ感は間違いなくイヤミス。最初から最後まで嫌〜な感じばかりだし、誰1人として好感の持てない登場人物達、そして誰も幸せじゃない。読後感はもちろん悪いのに、ページを捲る手は止まらないし、感想を一言で表すなら『面白かった』と言うしかない。2021/07/06

93
主人公の七瀬蛍は美しく、五十嵐雪、大川桜、猫井栞はスクールカースト底辺のオタクという設定で、この4人の視点がメール形式で綴られていく。スクールカースト頂点になるであろう蛍だが、そんなことはお構いなしに他の三人と積極的に友達になろうと関わっていく。蛍の友達であるだけで他の生徒からの扱いも変わるほど、蛍は飛びぬけている。しかもそのことを鼻にかけることもなくオタク3人と絡んでいくのです。あまりにも複雑な相関図過ぎて、これは読んでみないとわからないと思う。何故、みんな蛍を殺したかったのか?誰が蛍を殺したのか?2023/01/25

☆よいこ

93
YA。病み系。3人のオタク少女の前に現れた美少女「蛍(ほたる)」蛍は電車に飛び込み死ぬ。3人と蛍の間に何がおきたのか?美しいことは幸福か?人を妬み憎しみ闇に落ちていく少女たちの物語。▽入れ替わり系ミステリで人物関係をごちゃつかせるやり方は面白い。▽ブラックなので学校図書館には向きません。小6の女の子が自分の本を貸してくれた。代わりにブルーピリオドを貸してあげた。彼女にはもっと夢のある物語を浴びせようと心に誓う。2021/11/01

sayuri

88
悪意に満ちた作品。文中から澱んだ空気が溢れ出し胸が悪くなるがリーダビリティの高さと先が気になる展開で一気読み。五十嵐雪、大川桜、猫井栞、スクールカースト底辺のオタク女子VS美少女・七瀬蛍の水面下のバトルが描かれる。東京から転校して来た蛍。三人が所属する名ばかりの生物部に入部し、絆を深めて行くかに思えたが、蛍の真の目的を知ると背筋が寒くなる。本著では体型・容姿コンプレックス、引き籠り、毒親と、負の要素がてんこ盛り。悪意が悪意を呼び、負の連鎖が続いていく展開は救いがない。少女達の絶望感が透けて見えるイヤミス。2021/07/28

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