出版社内容情報
旅籠付きの小料理屋のどか屋。今日ものどか屋に、さまざまな人々が訪れる!
内容説明
岩本町で焼け出された先の大火のとき、のどか屋の時吉とおちよは一石橋の蔵のかげで泣いている双子の赤子を見つけた。見拾てはおけないから、保護して江美と戸美と名づけた。赤子は有徳の人、井筒屋の善兵衛にあずけられ、十三年が経った。双子の娘は、のどか屋はじめ三軒の旅籠を掛け持ちの手伝いに入って…。折しも上方から偽薬の悪党らが江戸にやってきたのである。
著者等紹介
倉阪鬼一郎[クラサカキイチロウ]
1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部卒。印刷会社勤務を経て1998年より専業作家。ミステリー、ホラー、幻想、ユーモアなど、多岐にわたる作品を精力的に発表する。2008年「火盗改香坂主税 影斬り」(双葉文庫)で時代小説家としてデビュー、好評を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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雅
52
登場人物の成長、新たな顔触れ、増える猫。あっという間に解決する事件。いつも通りです2021/10/21
はにこ
29
今回は事件はあっさり解決。メインは江美、戸美コンビと3代目。この二人は若いけど、ちょっとしたら紅葉屋の跡取りとか、おようの弟辺りとくっつきそうw長吉が達者で何より。2022/02/13
ざるめ
11
今回の捕り物はやけにアッサリと片付いたな(^^;)そして増えていく猫とのどか屋ファミリー(^o^;)次回はいよいよ三代目誕生か?2021/12/14
ミド
7
江美と戸美は捨て子というのは内緒にと言いつつ皆に言いふらしまくる。それも何回も何回も。そしてやっぱりうっかりあの人が本人たちにバラしてしまう。どちらが幸せになるか幸くらべとかまだ安定期にも入っていないだろうに子ができたと店に張り紙するとか他にも色々と無神経な言動が目立つ巻だった。あと章の中の節が多くない?2021/12/23
なお
6
捕物もあっさり終わり、今日も今日とて平和なのであった。2021/07/20