出版社内容情報
季節のならわし、神社仏閣のご利益、和歌や古典文学、歴史上の人物との関わりなど和菓子に込められた物語を絵と写真満載で解説。
内容説明
和菓子を知ると日本の歴史、自然、文化がわかる。十二ヶ月の行事、神社や寺のご利益、古典文学、歴史上の人物や文豪にまつわる和菓子を350個紹介。和菓子に秘められた謎と人々の思いを解き明かす!
目次
第1章 十二ヶ月の和菓子(正月 睦月;2月 如月 ほか)
第2章 人生の節目と和菓子(婚礼;帯祝い ほか)
第3章 神仏と和菓子(みたらし団子;玉兎 ほか)
第4章 「歴史」を彩る和菓子(饅頭;その他の蒸し物 ほか)
第5章 和菓子の基礎知識(餅;おかき・あられ ほか)
著者等紹介
青木直己[アオキナオミ]
1954年生まれ。立正大学院博士後期課程満期退学。国分寺市史編纂室・立正大学文学部助手を経て、1989年株式会社虎屋に入社、虎屋文庫研究主幹として和菓子の歴史と文化に関する調査・研究、前近代と近現代のアーカイブズ管理、展示や社史編纂などに従事、2013年同社を研究主幹にて選択停年退職。現在は学習院大学、東洋大学などで非常勤講師をつとめるほか、NHK時代劇ドラマなどの食文化考証を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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たぬ
30
☆4 子供の頃からどちらかというと和菓子派で、ここ数年は加齢で脂っこいものが不得意になってきたこともあり8:2くらいで和菓子をチョイスしてます。さまざまな和菓子が紹介されていて幸せホルモン出っぱなしでした。オールカラーで絵ではなく写真なら5点満点確実だったよ。巻末の菓子店リストを見てもやはり和菓子は西日本が本場感あるね。首都圏にも赤福の直営店をお願いします。2023/01/31
nafko
16
和菓子が登場する小説をよく読むけれど、実際にどんなものかのイメージが弱かったため、図書館で借りてみた。印象的だったのは、厄払いであれ、豊作祈願であれ、いずれにしろ根底に健康で幸せな暮らしへの祈りがあること。甘味がもたらすくつろぎだけでなく、その歴史も次の世代へ受け継がれていくといいなと思った。2022/11/18
なま
11
★5 12ヶ月の月毎に代表的な生菓子がイラストで紹介され、お菓子に託された願いや思いも記されている。地域で伝統が違えば、その紹介もされ比較できるところも良い。和菓子の歴史、伝統行事と和菓子、神仏と和菓子、和菓子の基礎知識等も記載されている。2021/10/27
もちこ
9
どれもこれも、美しくて美味しそうで心ときめきます。説明も細かで個人的に好きな浮世絵もたくさん見れたしホクホク。 「薄氷」が文章読んだら特に美味しそうで。2023/04/08
takakomama
7
タイトル通り、季節や人生の節目を感じる和菓子のイラストや写真が美しいです。長年の歴史があるものも多く、旅行先で食べたいし、お土産に買いたいです。デパ地下に行きたく なりました。6月限定の「水無月」を買わなくちゃ!2021/06/13