小説 西海屋騒動

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小説 西海屋騒動

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  • サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784576210162
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

現代の柳派の祖ともいえる初代談洲楼燕枝による『西海屋騒動』、 三代目春風亭柳枝『唐土模様倭粋子』を元にした小説。任侠をテーマにした作品。
「人生そのものが博打なんだよ」―軽井沢の有名旅籠の次男として育った理吉。恵まれた生活を送っていたものの、家族との距離を感じ、心はいつも満たされないままに、兄の新吉のものをくすねては、新吉と喧嘩になる毎日。
やがて博打を覚えた理吉は、西海屋に流れ、そこで頭角をあらわしていくが……業と欲に呑まれ、因縁に絡み取られていく――
古典落語の小説化シリーズ、『小説 真景累ヶ淵』『小説 牡丹灯籠』『小説 らくだ』に続く第4作。

内容説明

てめえらは、何度俺から奪えばそれで気が済むんだ。軽井沢の有名旅籠の次男として育った理吉。裕福な環境で恵まれた生活を送っていたものの、なぜか家族との距離を感じ、心はいつも満たされずにいた。そうした心の飢えを埋めるかのように兄・新吉のものをくすねては、新吉と喧嘩になる毎日。やがて新吉は侠の世界に飛び出すが、理吉は家業の手伝いをするのみ。旅籠の下働きの定丸に誘われるままに、博打を覚えたがために家を追われ、西海屋に流れ着く。番頭の慶蔵のもとで頭角を現すが…業と欲に呑まれ、因縁に絡み取られていく―因果と侠の中で揺れる、流転と転落の男の物語。

著者等紹介

谷津矢車[ヤツヤグルマ]
1986年東京都生まれ。駒澤大学文学部歴史学科卒。2012年『蒲生の記』で第18回歴史群像大賞優秀賞受賞。13年『洛中洛外画狂伝狩野永徳』でデビュー。二作目『蔦屋』が評判を呼び、若手歴史時代小説家として注目を集める。18年『おもちゃ絵芳藤』で第7回歴史時代作家クラブ賞作品賞受賞。20年『廉太郎ノオト』が第66回青少年読書感想文全国コンクール課題作品(高等学校の部)に選出(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

タイ子

82
最初に解説を読んでちょっと不安になるも読み始めると全くの杞憂に終わった。サクサク読める分かり易い物語に没頭するほど面白い。物語は、軽井沢の旅籠で育った理吉が裕福な環境に満足を覚えず、常に心に鬱屈を抱えてないものねだりの人生を送る。理吉の出自が判って家を追い出されてから彼と出会うことになる男たちに憧れを持ち、あの人になりたい一心で悪行に手を染め、女を寝取り、坂道を転げ落ちていく。自分の境遇に満足できない理吉が他人の域に踏み込むがいつの間にか欲と因縁に絡み取られていた。この因縁の繋がりがとにかく面白い。2021/03/24

Nazolove

20
このシリーズにしてはなかなかのドロドロ感が半端じゃなかった。 しかものっけからこの主人公の半端ない修羅場ぶりがすごすぎたけど読む手を抑えきれず読了した。 やっぱり悪いことしたら最初から最後まで悪いまんまになってしまうので悪いことはしてはいけないんだな、と改めて実感した。 この登場人物の言ってある発言、これはやっぱり人生における教訓じゃないかな、なんて思った。 なかなか難しい内容だけど古典落語か講談でやってるのをいつか見てみたいななんて思った。(怖いもの見たさで見に行きたくなるんじゃないかなと思った。)2021/10/10

豆あひる

9
家族からは常に余りもの。心の穴を埋めようと他人の物を奪うも手に入ってしまえばまた穴が開く。どうしたら幸せにたどり着けるんだろう。今回のも面白かった。シリーズはあと一つ。2021/05/30

tama-nyan

2
境遇やらで悪事を働く理由にするなんて絶対許さない。そんな奴はどんな境遇だろうと拗れてるんだろうよ。2023/05/08

い-さん

1
昭和57年立風書房発行の「名人名演落語全集」第1巻明治篇Ⅰに、初代談洲楼燕枝「西海屋騒動」が収録されていて、面白く読んだ。残念ながら、収録されていたのは前半のみでまだ西海屋も登場していなかった。続きがどうなるのか、読みたいと思っていた。この度、小説としてわかりやすく読むことができ、よかった。ぜひ、燕枝の代表作「島衛沖白浪(大阪屋花鳥)」も小説化してほしい。2022/04/07

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