出版社内容情報
「世のため人のために働け」の家訓を命に、金でも何でも可哀想な人たちに分け与えるため、自身は貧しさにあえぐ小普請組の若旗本・高山和馬。ある日、ひょんなことから見ず知らずの「ご隠居」を屋敷に連れ帰る。実はこの老人、料理や大工仕事はいうに及ばず、体術剣術、医学、何にでも長けたスーパー爺だった!
和馬はこの老人と暮らすうち、いつしか幸せの伝達師に!
内容説明
「とんだ貧乏神だった…暇を出す。出てけ」「拾ってやった野良犬くらいにしか…ありがたくお暇を頂きます」―何でもござれの居候スーパー爺さん吉右衛門は、貧乏人への「施しが命」の旗本高山和馬と大喧嘩。そんな折、和馬の知行地で疫病が流行り始める。吉右衛門も主人を追い房州に行くが、佐倉藩に囚われてしまう。ところが、藩の家老はその顔を見て平身低頭!なぜ?
著者等紹介
井川香四郎[イカワコウシロウ]
1957年、愛媛県生まれ、シリーズ作品多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
81
ご隠居は福の神「いのちの種」4巻。 居候のスーパー爺さん吉右衛門さん、楽しくて面白いですよね、ほっこりとさせられます。2021/06/09
ERI
1
和馬は吉右衛門の事を過少評価しているのか?感謝が足りないと思いつつも二人揃わないと事件も解決しないから仕方ないか~ 井川香四郎という作家はTVの時代劇の脚本家でもあるそうで、短編がそのままTVの人情ドラマのようで面白くもあり切なくもあり そして最後は必ず正義が勝つ 後味が爽やかなので、この先どんな事件が起きるのか続きが気になって止められない 2024/11/22
りんごさん
1
下っ端は知らないが譜代大名の家老は顔をみて誰だかわかるご隠居さん、もとは将軍か老中・若年寄か。。2024/10/19
Masayoshi Arakawa
0
20210322 図 いよいよ桜満開か?何処へいきますか?2021/03/22