出版社内容情報
将軍直属17家の「御庭番」宮地家の若き二代目加門。盟友と合力して、江戸に降りかかる闇と闘う!
内容説明
御庭番宮地加門の息子草太郎が通う医学所に刀傷の浪人が運び込まれた。武家の代理で札差と借金交渉をする蔵宿師だが、札差の雇う対談方に斬られたという。幼馴染で老中格の田沼意次に報告すると、札差が桁違いの儲けを続ける実態と仕組みを調査せよとの下命。加門はまず、伝説の札差大口屋治兵衛として名をなした“暁翁”の許へ…。次々と浮上する秘密の裏仕掛けとは?書き下ろし長編時代小説。
著者等紹介
氷月葵[ヒズキアオイ]
東京都生まれ。出版社勤務などを経て、フリーライターとして独立。秋月菜央の筆名で『虐待された子供たち』(二見書房)、『Relax in Blue』(経済界)等、福知怜の筆名で『タイタニック号99の謎』(二見書房)など、歴史、心理、ドキュメント系などの著書を多く執筆する。小説では第四回「北区内田康夫ミステリー文学賞」において「師団坂・六0」筆名・井水怜で大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やま
85
御庭番の二代目14作目 2020.10発行。字の大きさは…中。 御庭番・宮地加門は、老中と御側御用取次からの命を受け探索をする。 御庭番は、9代将軍徳川家重の時は、家重から直接探索の命を受けていたが、10代将軍家治に代わってから老中及び御側御用取次から命を受けて動き出す。 宮地加門は、暴利をむさぼる「札差」を田沼意次の命で調べる事となります。調べて行くと米の仲介業というよりは、旗本・御家人に支給される蔵米を担保として、高利で金を貸す高利貸しとして暴利をむさぼっていることが分かってきます。🌿続く→2020/11/25
ひさか
6
2020年10月二見時代小説文庫刊。書き下ろし。シリーズ14作目。意次の命で、札差を調査する加門ですが、地味な話が続き、読むのに時間がかかってしまいました。この話は、どこまで続くのかなと気になりました。意次の失脚までかしら。2020/11/05
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