出版社内容情報
将軍の影目付・柳生俊平は一万石大名の盟友二人と、悪党どもに立ち向かう! 実在の大名の痛快な物語、続々重版のシリーズ
内容説明
毎年十一月十七日に城中白書院や黒書院で将棋御三家は対抗戦“御城将棋”で覇を争ってきた。勝敗の結果に大奥はじめ各藩が大金を賭けて熱くなっている。伝統の御三家も人材が逼迫、最強の伊藤宗看も病がち…。そこに突如現れた無敵の素人名人“風次郎”を巡って大騒動。将軍吉宗は影目付の柳生俊平に、老中まで巻き込んでの賭け騒動の鎮静化と御三家の実状調査を命じた!
著者等紹介
麻倉一矢[アサクラカズヤ]
1947年、兵庫県生まれ。東京大学文学部卒業、コピーライターを経て『魔宮伝』(角川書店)で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やま
98
剣客大名 柳生俊平16作目 2020.09発行。字の大きさは…小(字の大きさは…中、しかし字が薄いので…小)。 将軍家剣術指南役の大和国柳生藩の第6代藩主・柳生俊平が第8代将軍・徳川吉宗の命により、影目付として悪を退治する。 此度は、武家及び町人に広く親しまれている将棋について、賭け将棋を行っている胴元の大名家と商家を調べるように吉宗から命じられる。 俊平が調べて行くと、町中で強い将棋指しの台頭で、大橋家・大橋分家・伊藤家の将棋御三家の弱体化が問題になっていました。2020/10/14
とし
71
剣客大名 柳生俊平「龍王の譜」16巻。賭け将棋を行っている大橋家・大橋分家・伊藤家の将棋御三家の弱体化と、大奥や名藩の大金を賭けて賭け将棋に絡む問題に、影目付柳生俊平解決に動き出す、ちょっと面白味に欠けたかな。2020/12/07