出版社内容情報
大目付の父から勘当され、日本橋の米屋に居候しつつ萬揉め事相談で糧を得る向坂勘十郎。
大坂落城から二十年、江戸の町には未だ戦国の気風が漂い、町のあちこちで争い事が絶えない。
そんなできたての、お江戸で、どえらい漢が大活躍! シリーズ第3弾!
内容説明
三代将軍家光の御世。大目付の父に勘当され萬相談所で糧を得る向坂勘十郎は、肥前五万五千石の大沼家江戸家老から、奇妙な相談を受けた。文弱と噂される藩主政元の漢籍を積んだ藩船を海賊から守ってほしいというのだ。が、調べるにつれ、文弱とは幕府への隠れ蓑で、政元の胸には“独眼竜”政宗が成し得なかった大いなる野望が渦巻いているのがわかって勘十郎は…。
著者等紹介
早見俊[ハヤミシュン]
1961年、岐阜県岐阜市に生まれる。法政大学経営学部卒業。会社員を経て作家活動に入る。著作多数。2017年、「居眠り同心 影御用シリーズ」(二見時代小説文庫)と「佃島用心棒日誌シリーズ」(角川文庫)により、第6回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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