出版社内容情報
けったい長屋で巻き起こる事件とは? 新シリーズ
内容説明
「えらいこっちゃで…菊之助はん!」と大家の高太郎が呼ぶ。ここは上方出の先代大家の口癖から「けったい長屋」と呼ばれる。お人好きで風変わりな連中が住むが、その筆頭が菊之助だ。元名門旗本の息子だが、弁天小僧に憧れる傾奇者で勘当の身。女物の長襦袢に派手な小袖を着て伝法な啖呵で無頼を気取るが困った人を見ると放っておけない。そんな菊之助に頼み事が…。
著者等紹介
沖田正午[オキダショウゴ]
現さいたま市生まれ。「沖田節」ともいえる、人を見る目の暖かさと軽妙な筆づかいがファンを惹きつけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真理そら
55
初読みの作家さん。『賭け将棋の男』に出てきた焼き団子がどれくらいまずいのか気になる。2020/05/02
はにこ
24
ぬけ弁天の菊之助が頼りにされて事件を解決していく爽快劇。頼まれたら断れない菊之助だが意外と命懸け。。まだ一巻だからかそこまで登場人物に惹かれはしなかったけど、気楽に読めて良かったかな。2021/06/24
蕭白
8
思っていたより楽しめました。続きがある様なので、チャレンジしてみようと思います。2022/02/08
nyanlay
4
おけら長屋のような人情噺を期待していたのですが、なんか違った。面白くないわけではないんだけど何か物足りない。長屋住民がもう少しクセがあってもいいかな。2021/04/06
藤井努
3
痛快です。菊之助とけったい長屋の面々の人情が伝わります。2020/05/26