出版社内容情報
16歳のローガンは、ルイジアナ州の小さな町で、親代わりの兄デイモンと二人暮らしをしていた。ある夜、謎の男が自分の妻の殺害を兄に依頼してきた。兄が断ると、男はその場で兄を射殺した。その現場を隠れて見ていたローガンは、男の車が白いシボレーであることしか確認できなかった。不十分な目撃情報を通報すれば、今度は自分が目撃者として犯人に狙われるだろう。しかし事件を知らないふりをすれば、遺体が発見された時に、未成年である自分は養護施設に送られてしまう。両方の可能性を恐れたローガンは、遺体を現場の沼地に埋めて兄の死を隠蔽し、人知れず故郷から姿を消した。
10年後、ローガンは未亡人となり、亡夫のビジネスを引き継いでいたが、兄の殺人犯を捜そうと決意する。犯人の手がかりは10年前の夏に白いシボレーに乗っていた男で、その後、妻を亡くすか離婚しているはずだ。ローガンは該当する男の調査を探偵事務所に依頼し、亡夫の親友ウェイドにビジネスを任せて故郷に戻った。
故郷でローガンを待っていたのは、兄デイモンを殺した犯人、通称ビッグボーイだった。彼はデイモンに生き写しのローガンが大人になって町に戻ってきたことを知って震え上がり、自分の犯行を嗅ぎつけられる前に彼女を殺そうと狙撃するが、慌てていたため致命傷にはいたらなかった。病院に運ばれたローガンを助けるために、昔から彼女に恋していたウェイドが駆けつけ、犯人を捜しはじめるが…。
内容説明
兄と二人暮らしのローガンは、兄の殺害現場に居合わせるが、目撃したのは走り去る犯人の車だけだった。不十分な目撃情報を警察に話せば、今度は自分が狙われるのだろう。だがこのまま兄の遺体が発見されれば、未成年の彼女は養護施設に送られる。悩んだ末にローガンは兄の遺体を自分で埋め、人知れず故郷を離れた。十年後―再び天涯孤独の身となった彼女は、兄への思慕から、犯人捜しを決意する。町に戻った途端に何者かに襲われるが、単純に思われた事件は十年の時を経て意外な様相を呈しはじめ…。
著者等紹介
サラ,シャロン[サラ,シャロン] [Sala,Sharon]
農家の娘として育ち、農場主の妻となるが、のち小説の執筆を始めた。RITA賞8度ノミネート、アメリカロマンス作家協会功労賞受賞、ロマンティック・タイムズ誌功労賞5度受賞をはじめ、受賞歴数多(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さきⅢ【ロマンス小説専用】
みるて