出版社内容情報
田宮流抜刀術の達人で三味線の名手、矢内栄次郎が闇を裂く!吉川英治賞作家が人気シリーズ!
内容説明
五年前に『守田屋』のおそめさんを巡って私の兄と諍い、誤って死なせて逃亡し、おそめさんの許嫁・清吉さんが戻ってくるのを、父が仇をとろうと狙っています。父を“人殺し”にしないように清吉さんを護ってください―。田宮流抜刀術の達人で三味線の名手・矢内栄次郎のもとを訪れた『江戸屋』の娘お糸が頼み込んだ。窮地の清吉を護りつつ、栄次郎は事件の謎解きに挑む。
著者等紹介
小杉健治[コスギケンジ]
1983年『原島弁護士の処置』でオール讀物推理小説新人賞を受賞。87年『絆』で推理作家協会賞、89年『土俵を走る殺意』で吉川英治文学新人賞を受賞。1947年、東京に生まれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やま
93
栄次郎江戸暦シリーズの23作目。2020.02発行。字の大きさは…小。瓦職人の清吉は、5年前に許嫁のおそめの事で香具師・江戸屋の元締めの息子・欽三を殺して上州へ逃げていたが、安蔵に呼ばれて江戸へ戻ってくると、江戸屋の者に命を狙われる。江戸で清吉を待ってるはずの足袋屋・守田屋おそめは、安蔵と夫婦になって子供をもうけていた。矢内栄次郎は、お節介で清吉の無実を証明するために、調べていて意外な人物が…。栄次郎の兄で御徒目付の栄之進が旗本三千石書院番・大城清十郎の娘・美津との縁組が決まった。(⌒-⌒)ニコニコ…2020/03/28
とし
74
栄次郎江戸暦「致命傷」23巻。瓦職人だった清吉の無実を証明に奮闘する栄次郎さん、何時ものお節介で治りつつある手首の痛みがぶり返さなければ良いのですが・・・事件は解消し又、栄次郎の兄栄之進の縁組みが決まり良かったですね。2020/06/16
goodchoice
1
いいねー、いつものお節介ぶりが炸裂していて楽しめる。一刻も早く手首の痛みを治して、三味線を復活してほしい。2020/03/18
よしぜん
0
★★★⭐︎⭐︎2021/05/17
-
- 和書
- 自分の生き方を考える