出版社内容情報
旅籠付きの小料理屋のどか屋。今日ものどか屋に、さまざまな人々が訪れる!
内容説明
武士を捨て料理人となった磯貝徳右衛門は、神田横山町の旅籠付き小料理のどか屋の主。時吉と名を替え、おちよとの間にできた息子千吉は十五歳になった。祖父長吉の許で修業をしていた千吉に、縁あって“花板”の仕事が舞いこんだ。品川宿で田楽と蒲焼きの店を地攻めにあって潰された紅葉屋が、上野黒門町で再興できたのだ。跡取りが十歳のため、つなぎの花板の役が来たのだ。
著者等紹介
倉阪鬼一郎[クラサカキイチロウ]
1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部卒。印刷会社勤務を経て1998年より専業作家。ミステリー、ホラー、幻想、ユーモアなど、多岐にわたる作品を精力的に発表する。2008年「火盗改香坂主税 影斬り」(双葉文庫)で時代小説家としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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真理そら
47
「千ちゃんも」と可愛いかった千ちゃんがついに花板に!時節柄マツタケの美味しい焼き方がとても参考になった。2020/09/24
雅
33
さすがに15才で花板は無いだろって思ったけど、これも修行って事なのかな⁉️出てくる人みんなが幸せになる。優しいシリーズ2019/12/26
はにこ
24
千吉は雇われ花板に。凝った料理も出せるようになってきた。子供が出来たおそめと結婚したおこうの代わりにおようという娘が加入。のどかにも子供が生まれてめでたいこと尽くしだった。事件にちょっと協力しただけであとは平和。こんなご時世なので平和のありがたみを感じるなぁ。2021/01/08
ざるめ
16
シリーズが始まった時には生まれていなかった千ちゃんが遂に花板に!(*゚Д゚*)でも、まだまだ子供っぽいところもあって微笑ましい(*^.^*)人も猫も子供が生まれて良い感じ、縁も広がり和気に満ちる、のどか屋ファミリー♪2020/07/23
まはな
9
(図書館)単調ではあるけれど子供たちが成長して周りも年を重ね日々移り変わる。マンネリ化と思う部分もあるけれど千吉が成長するのを読むのも楽しい。2019/12/05