出版社内容情報
一万八千石の大名家を出て、裏長屋で揉め事相談人をしている若月丹波守清胤と爺。剣の腕と気品で謎を解く。大人気シリーズ!
内容説明
下野国・那須川藩一万八千石の下屋敷から若隠居の若月丹波守清胤が傳役の爺篠塚左衛門とともに出奔、江戸の裏長屋で「剣客相談人」の仕事を始めて幾星霜。この長屋にある日、若侍が行き倒れていた。なぜか名も明かさず謎だらけ。その日、大店の札差から行方不明の娘を捜し出してほしいと相談人に依頼が舞い込んだ。娘から簪つきの文で百両を渡してほしいという…。
著者等紹介
森詠[モリエイ]
栃木県旧大田原町出身。那須地方に育つ。東京外国語大学卒。著書多数。最近、歴史時代小説も書いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
105
剣客相談人「雪の別れ」23巻。若月丹波守清胤こと剣客相談文史朗と弥生夫婦になり、完結のようですね。2019/01/27
Totchang
11
シリーズ最終巻。今までになく古典に踏み込み、手紙のやり取りに百人一首が使われる展開だった。我が家の孫娘が一生懸命暗記していたのが懐かしい。剣士にして人を殺さないという大門先生、いい味を出している。幕末の江戸、薩摩や水戸の浪人が徘徊する危険な街。そんな背景を上手に生かして、行方不明の札差の娘を探す相談人一行。よもやそんな結末で締めるとはちょっと残念な気がしないでもない。2021/07/01
-
- 和書
- 1色刺繍と小さな雑貨