出版社内容情報
旅籠付きの小料理屋のどか屋。今日ものどか屋に、さまざまな人々が訪れる!
内容説明
旅籠付き小料理のどか屋のあるじ時吉を訪ねて、京ののどか屋から若い料理人為助が修業にやって来た。折しも幕府の黒四組のかしらで、のどか屋の常連の安東満三郎から、京の凶暴な盗賊「嵐組」が江戸に向かったという噂が入った。西からの二つの風。江戸じゅうが沸き立つ両国の川開きの宵、世にも大胆不敵な一味が花火見物衆の喝采を浴びつつ屋根船で酒問屋に押し込んだ。
著者等紹介
倉阪鬼一郎[クラサカキイチロウ]
1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部卒。印刷会社勤務を経て1998年より専業作家。ミステリー、ホラー、幻想、ユーモアなど、多岐にわたる作品を精力的に発表する。2008年「火盗改香坂主税 影斬り」(双葉文庫)で時代小説家としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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雅
26
善い人達に溢れてる作品。真っ直ぐに育つ跡取り息子を応援したくなる2019/03/08
はにこ
21
京ののどか屋から修行人がやってくる。為助は目標も無くふらっとやって来たけど、思わぬ良縁に恵まれる。京からは盗人集団もやって来て、今回も千吉のお手柄ってことに。盗人の半纏を覚えていた為助や、大捕物を演じた時吉の方がよっぽど手柄だと思うんだけどねぇ。修行中の千吉に十手の話はまだ早い気もする。2020/11/25
ざるめ
13
西から来た盗賊「嵐組」を一網打尽に!なんだか千ちゃんがかわら版に載るのは定番になってきたな(゜゜;)いい料理人にも十手持ちにもなりそう(^^)もう一人、西から来た料理人は「力屋」へ入り婿に♪そして好評の豆腐飯を出す店がどんどん増える(^^;)2018/12/30
まはな
12
(図書館)なんか話が突飛になりすぎて、おいおいおいと思いながらマンネリした時代劇をドラマでダラダラ見る気分で読んでいます。 終了のタイミングはあったと思うのだけど、これをどう〆ていくのかなぁと・・・ まぁ惰性感はありますが千ちゃんの成長もみたいかなとかなんとか。2019/01/16
ミド
6
千吉の推理はすごいけど証拠もなしに捕物を始めるなんてちょっと雑すぎないか。人間も猫も次々に子供が生まれて世代交代が進んだら終わりかなあ。2020/07/29