出版社内容情報
ひょんなことで閑職に飛ばされた凄腕の元筆頭同心「居眠り番」・蔵間源之助に舞い込む極秘の影御用の数々とは…!
内容説明
玄蕃。父の仇、松平定信に煮え湯を飲ませ、屈辱にまみれさせ死に追いやれ―。将軍家斉の実父=一橋大納言治済は、先代将軍家治の世に権勢を誇った老中田沼意次の四男、田沼玄蕃頭意正に命じた。北町奉行所の元筆頭同心で今は居眠り番の蔵間源之助に新たな影御用が舞い込んだ。蝦夷を巡る抜け荷の探索であった。どうやら治済と田沼が絡んでいるらしい。
著者等紹介
早見俊[ハヤミシュン]
1961年、岐阜県岐阜市に生まれる。法政大学経営学部卒業。会社員を経て作家活動に入る。2017年、「居眠り同心影御用シリーズ」(二見時代小説文庫)と「佃島用心棒日誌シリーズ」(角川文庫)により、第6回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
104
居眠り同心 影御用「野望の埋火(下)」25巻。上巻同様元老中首座の松平定信と一橋大納言治済の確執の続き更に田沼意次の四男意正が絡んだ事件、対立する双方から影御用を依頼 されることになる蔵間源之助さん、一本筋が通っていて爽快でした、次巻は爺爺なるのか大父上になるのか楽しみですね。 2018/04/01
goodchoice
2
手違いで下巻を先に読んだが、十分楽しめる。源之助の頑固さがくっきりと出ていて、筋立てにぴったり合っている。2018/02/06
いえのぶ
0
閑職の町同心が依頼により事件を探る。対立する勢力から同じ事件の捜査を依頼される。ロシアとの密輸と禁教、アイヌも絡む。2018/03/26