出版社内容情報
藩御耳役・落合勘兵衛に降りかかる次なる難事とは!? 時代小説ファンを魅了する好評シリーズ、待望の続刊!
内容説明
越前大野藩主松平直良(七十五歳)は、延宝六年(一六七八)六月二十六日に卒去。藩御耳役の落合勘兵衛は、江戸留守居役の松田与左衛門とともに葬儀のため多忙を極めていた。藩の天敵たる大老酒井忠清はこれまで越後高田藩国家老の小栗美作らと大野藩への策謀を巡らしつづけてきた。若ぎみ直明の襲封を目前にして新たなる動きが…。
著者等紹介
浅黄斑[アサギマダラ]
関西大学工学部を経て技術系社員として会社勤務の後『雨中の客』で推理小説新人賞を受賞し、文壇デビューを果たす。次いで『死んだ息子の定期券(他)』で第4回日本文芸大賞を受賞し確固たる地歩を築く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真理そら
8
久々の新作なので、読者が忘れているかもしれないと思われたのだろうか、これまでの状況説明的な内容も多い親切な巻だった。勘太クンの行末を実在のものと組み合わせて説明してもらえたのは驚きだった。無茶勘も大人になったなあ、と少し寂しい気もする読者なのである。作者は3年間の闘病から復帰ということで無理しないで頑張ってほしいとは思うけれど、他のシリーズの続編もお待ちしています。2017/12/23
ひさか
4
2018年1月二見時代小説文庫刊。書下ろし。シリーズ18作目。前巻から、4年4か月ぶりなので、話が、繋がるか心配でしたが、幸いと前2巻は、大きな進展のない話でしたので、すんなりと読めました。2018/03/12
goodchoice
3
無茶勘シリーズはとても好きなシリーズだったので、再開されてとても嬉しい。いろいろな筋が込み入っているので、話についていくのに多少時間がかかった。浅黄さん、体の調子を見ながら頑張って下さい。2018/01/14
Abercrombie
2
越後騒動まだ始まらず! 主人公は越前大野藩の代替わりに奔走。@は神田祭と紅葉見物するだけ…。ひさびさに大和郡山も舞台になったが、先月街歩きしたばかりだから読んでいると風景が思い出されて楽しい。2018/12/06
さらちゃん
0
この展開だともういいかな。ただダラダラしてる感じ。時代小説は長編化すると、各登場人物の動向を書くだけで、一冊完了、ってなる。 お疲れさまでした 星二つ2018/04/30