出版社内容情報
一万八千石の大名家を出て、裏長屋で揉め事相談人をしている若月丹波守清胤と爺。剣の腕と気品で謎を解く。大人気シリーズ!
内容説明
口入れ屋権兵衛の店に、七歳ほどの侍の子が訪れ、父を捜してほしい、できぬならここで腹かっさばくと、短刀を腹に当てた。驚いて駆けつけた母によると、父の伊能竜勝は故あって下越村上藩を三年前に脱藩し江戸へ来たが、三ヵ月前に出奔してしまったという。この依頼を受けた殿と爺の剣客相談人は一方で、江戸を騒がす奇妙な月影党事件に関わっていく。
著者等紹介
森詠[モリエイ]
栃木県旧大田原町出身。那須地方に育つ。東京外国語大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
100
剣客相談人「月影に消ゆ」21巻。故あって藩を脱藩し江戸に来た伊能竜勝、妻と子を置いて謎の失踪、失踪したちちを捜しほしと剣客相談人に依頼をするが、幕府転覆を目論む月影党とからむが、少し後半の対決解決が物足りなかったかな、収まる所に収まって目出度しですが。2018/04/13
Totchang
8
幕末、江戸市中に薩摩の手によるテロリストが跋扈し始める。一党を指揮する月影七人衆の総帥、玄斎との戦いこそが江戸の安寧を取り戻した証であった。2021/06/22
カラヤ3
1
討幕運動がいよいよさかんになってきてる。薩摩の西郷や五代の名前が出てきた。薩摩ということで示現流がでてきたが作者は名前しか知らないのではないだろうか。示現流の刀さばきが違うと思う。2022/06/21