出版社内容情報
一万八千石の大名家を出て、裏長屋で揉め事相談人をしている若月丹波守清胤と爺。剣の腕と気品で謎を解く。大人気シリーズ!
内容説明
剣客相談人のひとり髭の大門甚兵衛は、八丁堀の裏長屋を夜明けに訪れた武家娘とともに、いずこへともなく姿を消した。時をおかず謎の侍集団が長屋を襲い、大門の行方を住人らに訊きまわった。元那須川藩主若月丹波守清胤改め大館文史郎と爺の左衛門は仲間の剣客相談人・髭の大門が十年前に金沢藩から脱藩してきたことを思い出し、大門の行方を追うことになって…。書き下ろし長編時代小説。
著者等紹介
森詠[モリエイ]
栃木県旧大田原町出身。那須地方に育つ。東京外国語大学卒。最近、歴史時代小説も書いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
95
剣客相談人「恩讐街道」20巻。剣客相談人の1人大門甚兵衛の過去がようやくこの巻で明らかに、ヒゲの大門さんからは想像もできなかった脱藩の理由と哀しい別れの結末でした、次巻からはまた明るいヒゲの大門さんの活躍を楽しみにします。2017/10/30
Totchang
11
無外流免許皆伝の剣客相談人大門甚兵衛の過去が明かされ、幕末の富山藩の内紛に巻き込まれる。あっちでもこっちでも麗しい恋の花が咲いて、なかなかのサービスでありました。2021/06/06
カラヤ3
1
大門が脱藩した経緯が明らかとなった。このシリーズはずっと自分のことを「それがし」と言ってるが「拙者」を使ってないのはなぜだろう?2022/06/21
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- 和書
- 鍵 中公文庫