出版社内容情報
5年前に失踪した夫の失踪宣告が正式に出された日に、オーブリーは夫そっくりの男性に出会う。恋に落ちるが、一体彼は何者なのか……
内容説明
友人の結婚を祝うパーティに出かけた夜、オーブリーの夫ジョシュが行方不明になった。自宅で大量の血痕が見つかり、夫に五百万ドルの死亡保険金がかけられていたことから、オーブリーは殺人の容疑者となる。だが証拠不十分で無罪の判決がくだり、5年が経って失踪宣告が出され正式に未亡人となった日、彼女はある男性と出会った。夫に生き写しなだけでなく、しぐさや酒の好みまで似たその男に懐かしさを覚え結局夜をともにするが、男はキスや愛撫の仕方まで夫に似ていた。いったい、彼は誰―?
著者等紹介
エリソン,J.T.[エリソン,J.T.] [Ellison,J.T.]
ジョージワシントン大学で修士号を取得し、ホワイトハウスおよび商務省でスタッフとして働いた。軍事や航空宇宙分野での経済アナリストやマーケティング・ディレクターの職を経て、2007年に作家デビュー。刑事テイラー・ジャクソン・シリーズが2010年の国際スリラー作家協会(ITW)ベスト・ペーパーバック・オリジナル賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
choco
9
これ嫌い。ごめんなさい。だけど、読み手を裏切るこの手法、否定するわけじゃないけど逸脱しすぎに思える。読み切れない方が悪い?ジョッシュがなぜ失踪したのかは分かる。けどオーブリーの感じてること、セリフが後半どんどん統一しなくなる。ジョッシュかわいそう感が濃厚に残っただけの煮え切らないお話。2018/10/17
じょじょ
4
うわぁ。なかなかな話。ワイルドシングスを観た時のような感じ。とりあえず気持ち悪い。2022/05/31
romance_holic
4
いろんなものが「よじれてる」作品でした。作りも、登場人物の気持ちも、ストーリー展開も。久しぶりにここまでの毒義母を(ロマサスで)見た! ヒロインの過去の出来事、現在の視点、失踪した夫の視点、毒母の視点など時間と視点が入れ替わります。どの人物も怪しく、また本人が自分のモノローグで読者に見せようとしている「自分」はひょっとして作られたものなのでは?とか隠された面があるのでは?と疑心暗鬼に。ロマンス要素は薄いですが、夫婦の情愛だったり男女の気持ちの機微が事件とストーリーの肝。ひねったお話をお探しの方どうぞ。2017/06/23
kokorika
1
五年前の夫の失踪事件が発端。過去、現在とお話が行き来し、結末が想像できず、ハラハラして読み進めた。しかし結末が私的に好きになれず、後味が悪く感じた。2020/01/12
白雪
1
ハラハラドキドキしてどうなるのー?と。なんかすごいわ、そうきたかって怖くなった。オーブリーは魔性の女だね。久しぶりに驚いた本だった。2018/06/18