出版社内容情報
〈ブラック・ダガー・ブラザーフッド〉シリーズ第6弾!自己嫌悪から薬物に溺れるフュアリー。コーミアが手を差し伸べるが……。
内容説明
両親に愛されず、だれの期待にも応えられなかったと悩むフュアリーは、その自己嫌悪から逃れるために薬物に溺れ、あげく“兄弟団”から外される破目に。“プライメール”としての役割も果たせず、そのことで精神的に追い詰められていく。“巫女”であるコーミアは彼に手を差し伸べようとするが…。いっぽう敵対する殱滅者“レッサー”との戦闘では、悪の超越的存在である“オメガ”、その息子が現われ、危機が迫る―。“黒き剣兄弟団”シリーズ第6弾にして最大の問題作!!
著者等紹介
ウォード,J.R.[ウォード,J.R.] [Ward,J.R.]
ロースクールを卒業後、いろいろな健康・医療センターにチーフ・スタッフとして長い間勤務。並行してロマンス小説を書き始め、2005年に発表した『黒き戦士の恋人』が全米でベストセラーとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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miyu
35
シリーズの中ではあまり評判のよろしくないこちら。兄弟のラストを飾るのはZの双子の弟フュアリー。美形で逞しいがうだうだな性格(別の意味で兄そっくり・笑)彼の話と並行するように遷移後のジョン達3人組や敵対するラッシュの秘密、ベラの兄レヴの裏事情が思わせぶりに語られる。そして「あの人」が久しぶりに帰ってきた!フュアリーはジャンキーだし当初煮えきらずに何もできない。でもプールサイドでコーミアの裸体をジョン達3人組に見られた彼の怒りっぷりに笑った。愛する人の為に世界まで変えようとはフュアリー意外に漢だな。御幸せに。2017/07/01
ベルるるる
27
兄弟団の人数が減りに減っていく。こんなに減ってるけど、子供はなかなか産まれないし。どうなることやら。本の厚さが35ミリだった。重い~( ̄0 ̄;ノ2017/12/04
Masami🖤
23
Zの双子の弟&フュアリー&巫女、コーミア❤今までにも描かれてきたフュアリーの薬物依存と精神的な傷…今回予想以上に深く複雑な事が分かり読んでてショックを受けた私…かなり病んでたんだね…フュアリー(╥ω╥`)最後にハッピーエンドな二人ですが、正直言ってフュアリーが禁断症状を完全に克服できたんかなぁ…チョッピリ心配(๑´Д`ก)伏線の方も若者トリオのロマンス、リヴもなんだか大変だし…あの人が帰ってきたり…いつのまにか新しい登場人物も!?ホント盛り沢山な今回、読みごたえありました(*≧∀≦*)2017/03/03
まみ子
15
なんてこったい、読んでしまった。めっちゃ分厚いし、ゆっくり時間かけて読もうと思ったのに、一気読みです。一瞬で読み終わっちゃったし、次が気になるしで、なんなら物足りないくらいです。今回のフュアリーは他の兄弟達に比べると情熱さは劣りますが、世界観がグッと広がるので、物語の進み的には面白かったです。それにしても兄弟たちのやりとりが楽しかったのに、他の兄弟が全然出なくなってて寂しいです。時代はもう、ジョン達に代替わりですね。次のお気に入りはクインなので、また続刊を楽しみに待つことにします!!2017/02/27
cozy
14
シリーズ最新刊。800ページ超の厚さwでもサクサク読める!フュアリーが主役、脳内魔術師って要するに幻聴でしょ?これ相当イッちゃってると思うw薬漬けから抜けられるのかしら~?ってそこばっかり気になってた。5月は自分で海外ファンタジー月間にしました(^^)2017/05/15