出版社内容情報
一万八千石の大名家を出て、裏長屋で揉め事相談人をしている若月丹波守清胤と爺。剣の腕と気品で謎を解く。大人気シリーズ第18弾!
内容説明
徳川親藩で御家門の越前藩三十二万石の藩主松平春嶽公より剣客相談人に極秘の相談が入った。藩に伝わる遺訓によると、藩存亡の危機には、陰ながら越前松平家を護り続けてきた白山霊験流宗家の知恵を借りよ、という。だが、霊験流秘太刀「虎の尾」の継承者が行方不明。秘かに捜し出して、藩の危機を脱する手助けをしてほしいという。剣客相談人は越前国へと向かった。
著者等紹介
森詠[モリエイ]
栃木県旧大田原町出身。那須地方に育つ。東京外国語大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
56
剣客相談人「秘剣 虎の尾」18巻。越前藩三十二万石の藩主松平春嶽からの極秘の相談依頼で越前への出張編、剣客相談人としては華々しさ欠けたか感ありですが楽しく読めました。2017/03/04
Totchang
8
剣客相談人シリーズ第18巻「秘剣 虎の尾」。前巻では那須にご出張された大館文史朗、今度は越前国までお出ましである。馬で往く中山道、関ケ原での一泊など具体的で興味を惹かれた。東尋坊が舞台の撃剣劇、弥生も現れての大活劇だった。2021/05/23
カラヤ3
1
松平春嶽登場。秘剣をいくつも出してきたが作者は剣術をどれほど知っているのだろう。越前福井藩の参勤交代ルートがわかった。2022/06/21