出版社内容情報
検事のグレイスは、生き埋めにされた女性からの電話を受ける。FBI捜査官の元夫とともに真相を探るが…〈使徒シリーズ〉第二弾!
内容説明
検事のグレイスは、名も知らぬ女性から助けてほしいという電話を受けた。生き埋めにされていて、なぜか携帯電話がグレイスにしか繋がらないのだという。偶然再会したFBI捜査官の元夫ハッチに事情を話し、大規模な捜索の末その女性の死体が発見されたころ、女性の写真とともに“こちらの一勝”と書かれた手紙が届く。明らかに、誰かがゲームを仕掛けてきているのだ。また同じころ、グレイスが買ったばかりの土地から古い人骨も発見され…愛し憎しみの交差する“使徒シリーズ”第2弾!
著者等紹介
コレール,シェリー[コレール,シェリー] [Coriell,Shelley]
元ジャーナリストで、ロマンティック・サスペンスやヤングアダルト小説を手がける作家。邦訳第一弾『ひびわれた心を抱いて』は2014年度の“パブリッシャーズ・ウィークリー”夏期ベストロマンスに選ばれたほか、2015年度のゴールデンクイール賞ベスト・ロマンティック・サスペンス賞も受賞。RITA賞の新人部門、ゴールデンハート賞にもこれまでに6度ノミネートされた。アリゾナ州在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
26
フロリダのじっとりとした湿気が肌に感じられそうな描写にドキドキ。検事として素晴らしいキャリアを積んでいる美女のところに奇妙な非通知電話がかかってくるところから話が始まります。そしてあっという間にひきこまれてました。一見接点がわからないケンタッキーの優秀な刑事さんがすごく好みででしてね。彼の今後がすごく気になります。「正義」がそれを追求する人に与える代償に胸が痛んだり。愛し合っているのに価値観が違って別れてしまった元夫。彼の息子。家族のことをすごく考えました。面白かった。2017/05/08
すもも
18
★★★★★ The Buried 2014年作品 使徒シリーズ2作目も面白かった。前作にもましておぞましい真相に一瞬落ち込んだほど。それにしても、ヒロインは強くて正しい。あんな事件のあと、あれ程健全でいられるなんて。それが少し違和感といえば違和感でした。2017/06/13
eko
16
生き埋めにされた被害者が本書のヒロインであるスター検事グレイスに電話をかけようとするシーンから物語がスタート。い息苦しい...。サスペンスに程よくロマンスが散りばめられページをめくる手が止まらずスルスルと1日で読了。愛しながらも別れを選択した元夫でFBI捜査官ハッチとの再会や老犬ブルーとのやり取りで息抜きしつつも捜査の行方を堪能しました。ヨットと海とグレイスをこよなく愛し、優秀な交渉人でもあるハッチから紡ぎ出される言葉が印象に残る。未読の使徒シリーズ一作目も早速読んでみよう。次作にも期待♪2016/10/27
アカツキ
9
使徒シリーズ2作目。凄腕検事のヒロインに生き埋めされた女性から助けて欲しいと電話がかかってくる。FBI捜査官ヒーローは突然自分に13歳になる息子がいて、留置所で待っていることを知る。たまたま再会したH/Hは協力して事件の解決にあたる…。価値観の相違で10週間で離婚した二人の復縁もの。サスペンスは面白かったけれど、真相の闇の深さ…。エピローグが爽やかなのが救われる。2019/06/28
romance_holic
2
交渉人という職業柄? こんっなにおしゃべりで、甘い言葉をささやく口のうまいってヒーローってあまり見たことない。人たらし? 手品や言葉を使って心を溶かす、相手の心との間に橋を渡す、人の心に働きかけるスゴ技をみた! 今回いい味を出していたのが、老いた猟犬。足から血を流し2回も遠方の転居先から戻ってきたという逸話の持ち主で、ヒロインを飼い主と決め込み、殺人現場にも、どこへでもついていき、よだれをあちこちにつけてまわっています。ハンターとしても有能で彼が骨をたくさん発見、地中から事件を掘り出していきます。2016/11/04