出版社内容情報
一万八千石の大名家を出て、裏長屋で揉め事相談人をしている若月丹波守清胤と爺。剣の腕と気品で謎を解く。大人気シリーズ第17弾!
内容説明
故あって一万八千石の大名家を出奔した若月丹波守清胤は、傳役の爺、髯の大門甚兵衛と八丁堀の裏長屋で「剣客相談人」として糧を得ている。この長屋に、血塗れの前髪の若侍が担ぎ込まれた。異人たちを襲った一味として火盗改に追われていた。折しも幕府のさる筋より、外国公使護衛の仕事が相談人の許に舞い込んだ。死の淵から生き返った美少年には恐るべき殺人剣の技が。
著者等紹介
森詠[モリエイ]
栃木県旧大田原町出身。那須地方に育つ。東京外国語大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
108
剣客相談人「刺客見習い」17巻。今回は、凄いですね幕府からの相談依頼、いつものメンバーの大活躍、凄腕の剣客に弥生さんが生死に関わる大怪我をするも、さすが文史朗さん難無く打ち破り一人の少年を更生させる痛快でした。2016/10/09
Totchang
9
幕末の日本は、幕府転覆を図るテロリストとふるい体制に囚われた藩との戦いであった。攘夷の「夷」は異民族への蔑称で、本書では外国人を襲う輩からの警護を頼まれる剣客相談人の話。終いには弥生も大きな怪我をおっってしまった。2021/05/22
カラヤ3
1
幕末の攘夷を背景とした物語。異人の警護を依頼されることとなりいろいろな筋がからみあいながら物語が進む。攘夷の若侍が最後に侍から別の道に進むことになったのはよかった。 2022/05/21