出版社内容情報
旅籠付きの小料理屋のどか屋。今日ものどか屋に、さまざまな人々が訪れる!
内容説明
時吉とおちよの旅篭付き小料理のどか屋に、結城の紬問屋の主従と称する二人連れが泊まった。なにやら商人らしからぬ二人は、のどか屋名物の豆腐飯の朝膳に「大旦那さまも、さぞやお気に召すだろう」といって、身支度をして帰っていった。桜の季節、時吉は野田の醤油醸造元から招かれ、息子千吉を連れて出張料理に出かけた。その折、足を延ばした結城で…。
著者等紹介
倉阪鬼一郎[クラサカキイチロウ]
1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部卒。印刷会社勤務を経て1998年より専業作家。ミステリー、ホラー、幻想、ユーモアなど、多岐にわたる作品を精力的に発表する。2008年「火盗改香坂主税影斬り」(双葉文庫)で時代小説家としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たんぽぽ
19
昭和の時代劇のような安定のマンネリ(笑) 千ちゃんの成長が見えて今後が楽しみ。 お花見弁当、私も食べたい。2016/06/25
ううち
9
第16弾。飛ばして読んでしまっていたのがようやく繋がる。父子2人で野田(千葉かな?)への旅。駕籠で行く場合、料金はどれくらい掛かるものなのか。千吉の脚にかすかな希望が。2018/04/09
ざるめ
9
今回は千ちゃん大冒険!(^o^)のどか屋に泊まった醤油醸造元の主従の縁で、野田に行く事に♪同じく泊まっていた結城の紬問屋主従は何やらあやしい(-_-;)しかし野田から足を伸ばした先の結城で意外な事実が‼その事実にしんみり(--、)帰りの千ちゃん大活躍の大捕物もドキドキした(゜゜;)最後は仔猫も増え、いよいよ寺子屋に通いだそうとする千ちゃんの成長にほっこり(*´-`)2016/07/08
はにこ
8
今回も様々な出会いと別れがあったが、今回は死別じゃなくて良かった。当時は電車も飛行機もないから、遠くに行くことが永遠の別れになることも多かったと思う。出会いと別れを繰り返しながら千ちゃんも成長していくのだろう。千吉焼き、想像するだけでも可愛らしいのが分かる!2020/07/31
nyanlay
8
今回は親子旅。今の時代では日帰りできてしまうけれど、人の脚だけが頼りだと、大変だなぁと。想像しか出来ないので思いを馳せる程度ですが…。今回は料理の場面がいつもより少なく感じ、事件も絡んで、楽しめたです。2017/02/15
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