出版社内容情報
ついに、不思議現象の謎が明かされる日が来る──怒濤の結末はいかに!? 空前絶後の完結編!
内容説明
政府の秘密基地に侵入したアリッサは、主任技術員のジャックと知り合い、基地で進められている恐怖の計画を知る。それを基地の保安責任者に見つかり、再び追われることに。HIRP計画の戦慄の実態とは何か、アリッサは世界に真実を知らせて巨大な陰謀を阻止できるのか?一方、研究基地はカルト教団「惑星刷新教団」によって乗っ取られてしまう。そして終末まで6時間、という恐怖のカウントダウンが始まる―。ベストセラー『神の起源』で世界を驚愕させた著者が放つ、新時代のアクション・スリラー。
著者等紹介
ブラナン,J.T.[ブラナン,J.T.] [Brannan,J.T.]
元陸軍士官、英国空手チャンピオンの経歴を持つ。2012年、“Origin”(邦題『神の起源』ソフトバンク文庫)でデビュー。英国北部ハロゲイト在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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absinthe
51
褒めたいのは表紙の絵だけ。最後は、著者独りよがりのどんでん返し。このために途中の変な描写に付き合わされたのか…。情景が全然浮かばないこの独特の描写は、この結末に合わせたのね。脱力。ところで本作、同著者の2作目かと思ったら、実はもう9作目なのだそうだ。あとがきで愕然。つまり書いても書いても進歩しないたちなのだろう。もう読まないこの作者。2016/04/28
siva
22
タイトル借り。デジャヴな話に上巻終わって気づく、あー!この前読んだ神の起源の作者か!軍の陰謀に気づいた女性ジャーナリストが謎を追うのですが、主人公無双。いやもう強い。そして力技のラスト。いやいやいや、そりゃちょいとばかりいくらなんでも。神の起源ではラストにえ?なんだかなあ‥となったがこの本を読み終わって「こういうオチが特徴の作家である」なんだかちょっと中毒性があるかもよ?すっかり忘れていたプロローグの続きはエピローグまででてこなかったわ。それにしても字がでかい。コスパは悪い笑2016/03/28
sayan
16
下巻もあっさりと読み終わる。出張移動中にもってこい。結末に至るくだりは様々なことを想起させる。けれども、個人的にはいま一つ迫力というか鬼気迫るものを感じなかった。主要等人物の独白があればと、個人的好みだが。苦悩や葛藤がもう少し言葉になっていると、ラリティがでるんだけれども。前回の「神の起源」など著者の視点というか題材選択には期待をしてしまうので、うーん、なんだろうなあ、もったいない。アクションシーンは相変わらずの安定感だ。改めて、著者のテーマ選びの視点に期待して次回作が出たら読んでみたいと思う。2018/08/19
對馬 正晃
8
非常に淡白な感じであれよあれよという間に話が進んでいきますが、まさかの「そう来たか!」というラストには驚愕しました。身も蓋もないと言われればそれまでですが、思いついたモン勝ちのウルトラCだと思います(笑)2022/03/30
ゆーぼー
7
どんどん読み進んだけれど、プロローグにつながる所が全く出てこないんですよね。 そんな思いつきとは無関係に、ストーリーはめまぐるしい展開をしていきます。 針の穴を通すようなアリッサとジャックの逃亡劇の終点に待ち受けていた現実は、あまりに無情でした。 そんな結末の後で、プロローグにエピローグがリンクするのです。 それは、あの映画のラストシーンを彷彿とさせるには充分でした。 下巻は一日で一気読みしました。 それぐらい迫力がありました。2016/02/03