出版社内容情報
一万八千石の大名家を出た若月丹波守清胤と爺は、裏長屋で揉め事相談人に。剣の腕と気品で謎を解く。大人気シリーズ第13弾!
内容説明
実兄は幕府の大目付、那須川藩一万八千石の若月丹波守清胤は、故あって傅役の爺と二人で出奔、八丁堀の裏長屋で剣客相談人として糧を得ている。折しも長屋の女子三人が神隠しに遭った。都合、神隠しはこれで十人という。さらに旧知の大名の姫が行方不明となり捜してほしいという依頼。そこに、とんでもない事態が…。剣客相談人の首に巨額の賞金がかけられたのである。
著者等紹介
森詠[モリエイ]
栃木県旧大田原町出身。那須地方に育つ。東京外国語大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
130
剣客相談人「賞金首始末」13巻。遂に弥生さん剣客相談人のメンバーに大瀧道場が「剣客相談人詰め所」にもなり、ますます面白くなりました。2015/05/09
Totchang
9
長屋の九つ十の少女3名が行方不明になった。市中では都合10名が行方不明だとわかった。加えて旧知の大名の娘が屋敷を出奔した。その上、裏の差配人が大館文史郎の首に賞金をかけたという。心形刀流秘剣「引き潮」が冴え渡る。今回は大瀧道場にも剣客相談人の看板が掲げられ、弥生の活躍もいつになく激しかった。2021/05/09
カラヤ3
1
相談人たちに懸賞がかけられ命を狙われる。しかし、前作今作と嫡嗣や世継ぎ姫が自分の好きな相手と結ばれようと家を脱け出すなど荒唐無稽すぎ。また黒船騒動という言葉も出てきたが、黒船は1,850年代で相談人の設定上の時期は1840年代前半と時期が合わないし、ずいぶん前の巻で1860年代に日本に入ってきた銃が使われてたりとおかしい部分が見られた。2022/04/17
つめ
0
この巻なんかおかしい。同じページの中に2回も同じこと書いてたり、なんで相談人知ってるの?って人まで知ってるし(これはまあいつもだけど)、さっき話したことをすっかり忘れてはじめて聞いたように驚いてるし、小島は殿様の床机の隣に気安く腰掛けるような間柄なのに、なぜか無意味に平伏しようとしたり。よく知らない人が筋のメモだけ見て所々書き足してるみたいになってる。扇屋も斬り殺される覚悟してるのに、なんで懸賞首になることには怯える?まあ、長く続けばそういうこともあるのかもしれないけど、担当の編集の人、何してるの?2019/11/16
-
- 和書
- 高校生の漢字の実力