出版社内容情報
川崎市、北九州市、四日市市など全国5都市共催の「工場夜景・美の祭典」フォトコンテスト入選作を中心にした写真集+ガイドブック
内容説明
川崎市主催「工場夜景・美の祭典」フォトコンテストより厳選。日本全国の夜景スポットガイド。昼とは別の表情を見せる日本初の「夜の工場」写真集。夜間限定の工場さんぽに必携のマップ&鑑賞ポイントを紹介。
目次
川崎市(巨塔;白い炎 ほか)
四日市市(ブルーモーメント塩浜;鈍色の塔 ほか)
周南市(流;EGGS ほか)
北九州市(モンサンミッシェル?;最新鋭プラントと夕陽 ほか)
室蘭市(希望の灯り;流るる海 ほか)
全国の工場夜景(北海道苫小牧市/江別市;青森県八戸市 ほか)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
91
【工場萌え】という言葉が数年前に登場したと記憶していますが、2012年から川崎市などの主催で〈工場夜景フォトコンテスト〉が開催されているそうです。本書はその応募作品を中心に収録した写真集。萌えます。I love 配管。l love コンビナート。〈19世紀に描かれた未来都市〉の趣で、光に包まれた相貌はブレードランナーかエイリアン、はたまた銀河鉄道か。川崎市、四日市市、周南市、北九州市、室蘭市ほか、観賞ポイントの解説付き。昔、夜のドライブで高速道路からみえる〈異形〉の風景にゾクゾクしたのを思い出しました。2015/03/29
夜長月🌙@読書会10周年
85
神奈川県川崎、三重県四日市、山口県周南、福岡県北九州市、北海道室蘭が取り上げられています。北海道の読み友さんによると室蘭はもう寂れているそうです。気になったのは川崎のJR鶴見線の扇町駅と昭和駅から工場にすぐアクセスできるという情報。電車で行けるのはよいです。また夜だけでなく、夕景や日の入りの太陽と工場も絵になるなと思いました。2019/09/21
中玉ケビン砂糖
73
夜の借景と幻想的なライトアップは、煤煙も化学物質も汚泥さえも美しく魅せてしまうものらしい。禍々しくも豪壮なミッドガルの魔晄炉、巨大な多脚生物が産みつけたかのようにひしめく球状のタンク群、他方夕景やマジックアワーを使えば、炎上する要塞の中に屹立する監視塔をさえ思わせる。しかし心の中では、それらが誘爆を引き起こしてどう破砕されていくのかの「爆破美学」を想像している自分がいることにもふと気づく(恥ずいナルシストですねぇ)。2023/11/02
榊原 香織
72
室蘭の工場夜景が圧倒的にきれいだなと思う(故郷だからw) デジカメじゃこういう写真は撮れないなあ・・2021/12/03
オリーブ子
69
『工場萌え』なわが家にぴったりの1冊。シャッターを長時間開けて撮った写真を、夫は人間の眼ではこう映らないと言うけど、だからいいのに。お気に入りは周南市の扉の1枚。ライトアップされて、迷路のような配管美も、圧倒的なプラント群、炎や煙を吹き上げる煙突も、やっぱり美しい。2015/06/29