出版社内容情報
過去のスキャンダルが原因でひっそりと暮らす美貌の未亡人ダマリス。だが“冷血卿”の伯爵と出逢って以来、彼の存在が気になって…
内容説明
ひょんなことからコッツウォルズの町で知り合った若き未亡人ダマリスと“冷血卿”ことロードン伯爵。第一印象こそよくなかったものの、それ以来なぜかお互い気になる存在になっていた。そんなある日、ロンドンのオペラ劇場でふたりは偶然再会し、ダマリスのことをずっと忘れられずにいた伯爵は、彼女を翌日の伯爵家の舞踏会に招待する。事情によりダマリスはロンドン社交界と今まで距離を置いていたが、結局その申し出を受け会場に向かう。しかしそこに彼女の秘密を知る人物が現われて…?
著者等紹介
キャンプ,キャンディス[キャンプ,キャンディス] [Camp,Candace]
1978年にリサ・グレゴリー名義でデビューして以来、クリスティン・ジェイムズなど複数のペンネームを使いながら40以上の作品を発表し、人気作家となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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リディア
6
2作目。前作で謎めいた未亡人の美女がヒロイン。ずっと逃亡していた感じの今作です。二人の葛藤と逃亡とでちょっと読むのが疲れる感じ。前作も今作もエピローグが無く、その後の周辺事情が気になる所。お祖母様(2人)は大丈夫だったのかな?次作で触れるかな?1作目からずっと好印象のマイルズが次作のヒーローだそうで嬉しい。2020/03/17
ネフェルティア
3
本当に面白かった〜。シリーズものは前作を読んでいないと、人間関係がよくわからない場合もあるけど、これはそんな事がなかった。世間では冷血卿と言われるロードンと美しい未亡人ダマリスがあっという間に恋に落ちる姿が、嫌味がなくて良かった。身分違いや立場から冷静に二人の関係を捉えて行動するダマリスと、自分の気持ちに正直でいて不器用なロードンの熱い一面が素敵だった。二人の逃避行や心情の揺れも面白かった。冷血漢と言われている男性が実は激しく人を愛する一面があるというヒーローが大好物なので堪能出来た。前作も読もうっと。2013/12/22
mum0031
2
未亡人のダマリスと、冷血卿ことアレック・ロードン卿。 秘密を抱えるダマリスが、婚約者に逃げられたアレックに惹かれる。ダマリスが、何者かに狙われアレックに助けを求め逃避行が始まる。 シリーズ2作目 感情を表さないアレックが、何て変わり様?2018/12/16
EDAMAME
2
やばっ!前作のロートン伯爵の印象薄くてどんなだっけと読みかえしてから読みました。大人の恋愛だわ。よくぞこんなにも秘密だらけの謎多きヒロインをゲットしたと拍手です。美人だからな~2013/11/10
まめもち
1
聖ドゥワインウェンシリーズ2。前作シーアの友人ダマリス×モアムーク卿の友人ロードン伯爵。出会いは最悪だけど、お互い気になる展開。ヒロインが何者かに襲われて一緒に逃亡するうちにくっついちゃう。家族がヒロインに冷たいのを乗り越えるヒーローがかっこいい。2016/04/11